[セカンドバッカー]SNS世代に刺さる「肘打ち界隈」の曲…Spotifyノオト

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セカンドバッカー「犬とバカ猫」
セカンドバッカー「犬とバカ猫」

 「不意に目配せ今はねダメだね 2人になった途端君は本当子犬みたいだね」。耳に残るサビのフレーズとメロディー。2人組バンド「セカンドバッカー」の「犬とバカ猫」はTikTokを中心としたSNSで「肘打ち 界隈かいわい 」の曲として若い世代に大人気です。

 「肘打ち界隈」というワードに、一瞬不穏な雰囲気を感じます。スマートフォンを床に置き、曲に合わせて画面に向かって肘打ちをする動画、またはそれが拡散されていく様子を指す言葉だそうです。

 曲そのものはとげとげしくなく、口ずさんでみると語感が良く、すっと曲が入ってきます。爽やかなポップナンバーで、恋人同士の時間をいとおしく思う曲なのかと思いきや、実際は失恋の曲。「もっとちゃんと考えてればよかった いなくなってから気づいたのは」と、歌詞からは痛々しいほどの未練も伝わってきます。

 「セカンドバッカー」は2023年3月に活動開始。メンバーはこうへいさん(ギター・ボーカル)とまさみさん(ドラム)の2人。ベースはサポートメンバーが入ります。いわゆる「SNS発」のバンドで、まさみさん自身がインフルエンサーでもあります。「肘打ち界隈」も、まさみさんの動画投稿がきっかけとなり、他のアーティストやインフルエンサーにも広がっていきました。

 「犬とバカ猫」では、お互いに好きではいたものの、2人の距離感や感情表現の違いが別れにつながったことが示唆され、後悔している様子が表現されています。

 Spotifyによると、「犬とバカ猫」は7月9日のリリース後、8月下旬から再生数を大きく伸ばしました。リスナーの6割が10~20歳代前半。SNS世代に特に刺さるバンドとして、9月にはTikTokの音楽チャート、人気曲ランキングで1位を獲得。学園祭のゲストに引っ張りだこなのも納得です。

 サウンドにも歌詞にも飾り気がなく、恋愛観を等身大で歌うスタイルが強み。キャッチフレーズである「あなたを支えるバンド」を有言実行しています。これから幅広い世代に刺さる、長く愛されるバンドになっていくのではないでしょうか。(宍戸将樹)

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