今年も913コール…仮面ライダーカイザ・草加雅人をたたえるイベント
完了しました
9月13日は、私にとっては久しぶりの「913祭」でした。昨年は、9月13日の朝、右耳が全く聞こえなくなるという異常事態に見舞われました。いわゆる突発性難聴で、あまりにもひどかったため、かかりつけの耳鼻科から大きな病院に送られ、11日間の入院生活を送ったのでした。

というわけで、2年ぶりの913コールに涙する、と思いきや、「やはり……この秘密集会は……どこか、おかしいのではないか……」という感想を抱きました。いや、褒めています(笑)。放送終了からすでに20年以上がたっているのに、これだけ多くの大人の皆さんが歌舞伎町の地下に集結して、控えめに言っても性格がよろしくない仮面ライダーカイザ・草加雅人(演・村上幸平さん)をたたえるイベントが続いているというのは、すばらしいことだなあ、とは思います。14回を迎える今年も、チケットは発売と同時に完売でした。
湧き起こる913(カイザ)コールに応えて登場した村上幸平さんは、今年もとびきりの笑顔です。この913祭独特の乾杯のあとは、今年発売された井上敏樹先生とのアクリルスタンドなどの「913祭グッズ」が紹介されます。出演者と脚本家が白衣のコスプレをしているアクスタというのは前代未聞じゃないでしょうか(笑)。バンダイさんから S.H.Figuarts 真骨彫製法の仮面ライダーカイザの発売が発表されたばかりとあって、バンダイさんの協力を得てフィギュアーツの細部までがこの場で明かされました。これはすごかったです。精巧で、そこにスーツアクターさんが立っているとしか思えないような小さなカイザ。付属品もかゆいところに手が届く内容で、会場からは大歓声が上がっていました。イベント開演前にバンダイさんの担当の方とも少しお話ししましたが、強い情熱とあふれんばかりの愛をもってフィギュアを開発されていることが感じられて、胸が熱くなりました。愛ある商品はやはりひと味違います。
村上さんが歌ったり、マリ(真理ちゃんではなく、ゴムボール)とのいささか気持ち悪い小芝居があったりしつつも、今回のハイライトは、ゲストコーナーでした。井上先生と、東映の白倉伸一郎プロデューサーが来てくださったのです。

登場してきたお二人のうち、今回が初参戦の白倉さんは、会場の熱気に引き気味。井上先生も「よくもまあ飽きもせずみんな来るよね」とあきれた表情で語り、それに会場がうれしそうにどっと沸く、という、文字にするとよくわからない状況です。
必然的に祭グッズのアクスタについての話題になります。白倉さんが「この人(村上くん)が私のアクスタを作りたいと、言ってきた。私はプロデューサーで俳優さんをたてる立場なのに」と語ると、白倉さんの意に反して「ウォー」「ほしい!」と盛り上がる客席。あきれた白倉さんが「それなら、たとえば今回のアクスタを5種全部買ったら特別に(白倉さんアクスタが)買える、とか?」と白倉さん的には「高いハードル」を提示してみたところ、「わーい!」「買う~」と、さらに客席が盛り上がります。913ファンのパワーを目の当たりにした白倉さんは「皆さんどうかしてます」と言葉をなくしていました。

ファンの方からの質問に答えるコーナーでも色々なお話が飛び出しましたが、「人生に影響を与えたものは?」という質問に対し、井上先生が「……ほれた女かな……」、白倉さんが「ジェットマンとシャンゼリオン。この脚本家(井上さん)と出会ったことが人生を決定づけた」と語り、場内はまた騒然となりました。思わず、司会席で「ひゅーひゅー」と言いそうになったら、白倉さんに「良くも悪くも、ですよっ!」とくぎを刺されたけど(笑)。さらに、白倉さんからは「毎日酒を飲むならこの人じゃなくていい。でも世界がきょう滅びるとしたらこの人といたい」という発言も飛び出しました。言わずもがなですが「この人=井上先生」です。いったい私たちは何を見せられているのだろう、という思いを強く抱いたことを、一記者として記録して置かざるを得まい。
ファンの方による物まね選手権を経て、午後9時13分には場内一丸となってのカイザコールが行われ、無事、今年も新しい年を迎えた913祭。村上さんが「最高の913祭でした。来年もやると思うので、これからも応援してくださいね」とあいさつしてお開きに。来年もまた、9月13日にこの奇祭でお目にかかりましょう。































