[LEADERS]情報・モノ・場 一体で女性応援…ハルメクホールディングス社長 宮澤孝夫氏 69
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ハルメクホールディングスは、経営破綻を乗り越え、販売部数日本一の雑誌やオリジナル商品、レアな体験の場を提供し、50歳代以上の女性の支持を集める。宮澤孝夫社長に聞いた。

雑誌・商品起点 役立つサービス提供
<「ハルメク」は書店で売っていない女性誌。定期購読(1年7800円)すると、毎月、雑誌と通販カタログがセットで自宅に届く>
「50代からの女性がよりよく生きることを応援します」というのが経営理念なんですけど、50代以上の方々がよりよく生きるための様々な情報とか、商品とか、体験の場を提供する会社です。
例えば60代のファッション情報を提供する。それで終わりじゃない。我々は読者の声をもとにシニア女性が必要なモノを企画してオリジナル商品を作っていますので、こういう服を着ると素敵ですよと提案し、さらにコーディネートはどうやるのっていう講座を開く。こうやって一つのテーマについて、いろいろな角度からソリューション(解決策)を提供しています。
情報だけではやっぱり十分じゃない。モノだけあってもよくわからない。場だけでも足りない。情報、モノ、場が三位一体になってサービスを提供する。この三つがあるとよりよく生きるために、お役に立てるんじゃないかと考えています。
お客様を集める役割は、以前は雑誌だけが担っていました。今は新聞広告だったり、百貨店などに入る店舗で洋服や化粧品を見たりして、モノを起点にハルメクを知っていただく方も相当増えています。旅行や観劇などのイベントも事前の解説を聞くと面白さ倍増で、毎月参加いただく方もいらっしゃいます。
コンサル時代 本質に迫る腕磨く

<大学院まで進み、航空工学を専攻した。だが、就職先は畑違いのコンサルティング業界を選んだ>
エンジニアになりたいと思っていたのですが、就職活動の途中でメーカーに入りたくないなと思い始めました。経営者になって自分で事業をやりたい、作りたい、という思いがありました。
じゃあ何をやるかと考えた時、偶然、野村総研のことを知りました。技術系のリサーチやコンサルティングをやっていて、ここなら自分の技術的なバックグラウンドを生かせるし、経済、経営のことも学べそうだなと思いました。
コンサル時代にMBA(経営学修士)を取ったことは今に生きていますね。経営に対する見方、考え方。全て私の基礎になっています。
例えば営業力強化だったら、営業マンにくっついて現場を回り、何をやっているか見るわけです。細部まで見て、その本質を考える。数字も売り上げ、利益だけを見てもわからない。新規顧客の年齢は。リピート回数は。売り上げが上がらない理由をそうやって分解して見て、より本質的なものを探し出すわけです。
<コンサルとして腕を磨いた後、コールセンター運営のテレマーケティングジャパン(現TMJ)に転じた>
賢いコンサルを目指すより、組織を動かす、戦略を作って実行までしてみたいと思いました。1996年当時、コールセンタービジネスは
いかに科学的に運営して品質、生産性を上げ、利益を上げるか。それが大事なんですが、そのノウハウが当時の日本にはありませんでした。そこでアメリカのコールセンターを研究しました。現地を回った数はおそらく私が日本一だったと思います。彼らの理屈、方法論を学習し、その本質を
その後、5年ぐらい社長をやりましたが、人のマネジメント(管理)の仕方がわかっていなかったですよね。そこは改めようと思いました。


























