万博の370億円剰余金、大屋根リング保存など三つのレガシーに均等分配…リング一部を20年想定
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大阪・関西万博の成果を議論する政府の「成果検証委員会」は27日、東京都内で会合を開き、報告書案をまとめた。最大370億円と見込まれる運営費の剰余金は、レガシー(遺産)と位置づける三つのテーマに均等に配分する。これにより、万博のシンボルである大屋根リングの一部保存にも充てられる見通しとなった。保存期間は20年程度を想定している。

検証委は、日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長を座長に有識者や協会関係者で構成され、昨年12月から議論してきた。
報告書案は、万博のレガシーを〈1〉万博で披露された先端技術の実用化などを支援する「つながり」の拡大〈2〉万博の理念を継ぐ文化・教育活動などを支える創造活動の深化〈3〉リングの保存を含む「場の記憶」の継承――の3テーマに整理。剰余金は各テーマに3分の1ずつ割り当て、政府と地元自治体・経済界が活用する。具体的な制度設計は今後、検討していく。
赤沢経済産業相は会合で、「万博の成果を一過性で終わらせず、次世代へ引き継ぎ、将来に向けてレガシーを発展させていくことが重要だ」と述べた。
最終的な剰余金の額は、万博協会が活動を終える2028年3月以降に確定する。


























