【第29回箱根駅伝】中央大、往路・復路とも制し2年ぶりV…初のNHKラジオ実況
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全中継所をトップで通過した中央大が往路、復路ともに大会新記録で制し、2年ぶり5度目の優勝を果たした。
中央大、踏切で足止めの不運乗り越え往路新記録

中央大は1区の三浦達郎が区間新記録の快走を見せ、鶴見中継所では首位でたすきリレー。発熱で体調を崩していた2区の井上治は、戸塚駅の踏切で足止めされ、明治大に追いつかれる不運もあったが、三浦に続いて区間新をマークし、戸塚中継所でも明治大に1秒差でトップを守った。中央大は3~5区でも区間2位と好走。5区では、井上と同じく長距離種目で1952年ヘルシンキ五輪に出場していた西田勝雄が6年連続となる山登りを任され、1位で往路を終えた。6時間5分15秒は往路新記録だった。
往路3位の日本大で唯一、区間1位となったのは5区の田中茂樹。1951年のボストンマラソンで日本人初の優勝者となった田中は、中央大の西田より31秒速い1時間28分17秒の区間新記録をマークし、チーム順位を小田原中継所での5位から押し上げた。
復路は大会史上初の5時間台の新記録
往路で2位・早稲田大に5分21秒差をつけた中央大は、復路でも着実にリードを広げた。区間3位だった8区を除き、復路4区間で区間1位と盤石の走り。復路記録は、大会史上初の5時間台となる5時間58分26秒だった。総合タイムは12時間3分41秒で、2位の早稲田大とは15分57秒差だった。
NHKアナ、小型車の屋根から寒風に耐え実況
第29回大会では、NHKがラジオ中継のテスト放送を行った。電波が届かない1区・品川以降のレースの模様は中継車内でテープに録音し、電話回線や基地局を通じて送信。送信済みの音声を元に午後1時から放送し、番組後半から生中継に切り替える方式が取られた。担当したアナウンサーは、大相撲中継でも活躍した志村正順さん。小型車の屋根に上がり、寒風に耐えながら実況を続けたというエピソードが残っている。本格放送を開始した第30回大会からは、同じく大相撲中継のアナウンサーとして知られる北出清五郎さんに交代した。
1953年(昭和28年)の主な出来事
・NHK、テレビ本放送開始
・バカヤロー解散
・エベレスト、人類初登頂






























