【第43回箱根駅伝】日本大、全中継所トップ通過で10度目V…「往路優勝」「復路優勝」「総合優勝」の3賞スタート
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「往路優勝」「復路優勝」「総合優勝」の3賞制度がスタートし、往路・復路ともに制した日本大が2年ぶり10度目の総合優勝を飾った。11時間24分32秒の総合記録は、前年に順天堂大がマークした優勝タイム11時間20分1秒に次ぐ大会史上2番目の好記録だった。全中継所を総合トップで通過して優勝するのは、第38回大会(1962年)の中央大以来、5年ぶりとなった。
高橋英雄、大出孝司ら快走
日本大は1区・上原敏彦が先頭でたすきを運ぶと、2区・鈴木従道も区間3位でつなぎ、首位をキープした。3区・高橋英雄と4区・大出孝司はともに区間1位と快走。5区でも大槻憲一が区間3位と好走し、日本大が5時間49分45秒で往路優勝を果たした。3分12秒差の2位には、5区・磯端克明が3人抜きを演じた中央大が入った。さらに1分6秒差の3位に国士舘大、4位に順天堂大が続いた。
9区・藤田国夫、アンカー土谷和夫が連続区間新

復路は、前回大会に続いて全15チームが箱根郵便局前を一斉スタートした。往路を制した日本大は6区・内野幸吉が区間1位でたすきをつなぐと、7区も区間2位でたすきリレーし、トップを快走。8区では順天堂大に先行され復路順位では先頭を譲ったものの、総合順位では首位を守り、9区は藤田国夫が区間新記録の走りを見せて再びトップの座を奪い返した。最終10区では、1966年の日本選手権で5000メートルと1万メートルの2冠に輝いていた土谷和夫が藤田に続いて区間新記録をマークし、復路優勝と総合優勝のゴールテープを切った。順天堂大は8分23秒差の総合2位。初優勝を果たした前回大会から沢木啓祐ら主力選手が抜けながらも、安定したたすきリレーを続けて上位に食い込んだ。総合3位は国士舘大、総合4位は中央大だった。
駒沢大、「同好会」で初出場…亜細亜大も初陣
初出場となった亜細亜大と駒沢大はそれぞれ総合11位、総合13位だった。亜細亜大の9区を走ったのは3年生主将の岡田正裕。岡田は後年、実業団のニコニコドー監督として女子長距離の松野明美らを育てたほか、1999年には母校の監督に就任し、第82回大会(2006年)でチームを初優勝に導いた。駒沢大は当時、陸上競技同好会創立2年目で、「陸上部」になっていなかったが、予選会4位で本大会出場権を獲得した。
第43回大会では、第42回大会で箱根方面へ1キロ移されていた小田原中継所がさらに1・8キロ移された。4区は23・2キロ、7区は23・0キロに延び、5区と6区は21・9キロに短縮された。
1967年(昭和42年)の主な出来事
・東京都知事に美濃部亮吉氏、初の革新都政
・公害対策基本法公布
・吉田茂元首相、死去






























