【第52回箱根駅伝】大東文化大が連覇、青山学院大が10区で途中棄権…復路「時差スタート」に戻る

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 5区で先頭に立って往路優勝した大東文化大が復路はトップを譲らず、初の2連覇を達成した。前年までは全チーム一斉で行われていた復路のスタートが、第52回大会からは、上位6チームに限り往路のタイム差に従って出発する時差スタート方式に戻された。

「山登り男」大久保初男、5区で3年連続区間賞

 4区までは日本体育大のペースだった。1区で和田誠一がトップに立つと、2区・荒野吉之、3区・関口孝久も区間1位で続き、3区間連続の区間賞。4区も区間4位と粘り、1位で小田原中継所にたすきを運んだ。しかし5区では大東文化大が猛追を見せた。前年まで2年連続で5区の区間賞を獲得していた大久保初男(3年)は、日本体育大から2分36秒遅れの3位でスタートすると、7キロ付近で2位を走る東京農業大に並び、8キロ付近では日本体育大もかわした。途中、大久保は左脚に軽いけいれんを起こし、ややタイムをロスしたが、1時間12分35秒の区間1位で走り抜けた。大東文化大は1区・橋口弘が区間12位と出遅れたものの、2区・森田義三が7人抜き、3区・後藤守利が3人抜きで順位を押し上げ、最後は「山登り男」と称された大久保の快走で締めくくり、5時間50分8秒で往路優勝を飾った。2位の東京農業大には3分4秒差、3位の日本体育大には5分25秒差をつけた。

猛追する日本体育大を振り切る

第52回箱根駅伝(1976年)の9区で、連覇をたぐり寄せる力走を見せた大東文化大の秋枝実男
第52回箱根駅伝(1976年)の9区で、連覇をたぐり寄せる力走を見せた大東文化大の秋枝実男

 復路は、逃げる大東文化大を終始、日本体育大が追う展開となった。6区では日本体育大の塩塚秀夫が58分57秒の区間新記録をマークし、大東文化大との差を4分6秒まで詰めると、7区では大東文化大の小林雄二が区間1位の走りを見せ、リードは4分31秒に広がった。8区は日本体育大の関英雄が区間賞に輝き、大東文化大に1分20秒差まで迫った。猛追を受けた大東文化大は9区で秋枝実男が日本体育大の斗高克敏を引き離し、3分12秒差で10区へたすきリレー。アンカーの菊池一成は区間3位で走りきり、11時間35分56秒で2連覇のゴールテープを切った。5時間44分23秒で復路優勝した日本体育大は、4分00秒差の総合2位だった。往路2位で復路も3位と安定した走りを続けた東京農業大が第4回大会(1923年)以来となる総合3位に入った。

青山学院大、ゴール手前200mで途中棄権

 12年連続13回目の出場となった青山学院大は、10区の杉崎孝が残り3キロ付近からふらつき始め、ゴールまで約200メートルとなったところで倒れたため、途中棄権となった。青山学院大は翌年以降、大会から姿を消し、第85回大会(2009年)で33年ぶりの出場を果たすことになる。

1976年(昭和51年)の主な出来事

・ロッキード事件、田中角栄元首相逮捕

・ピンク・レディー、「ペッパー警部」でデビュー

・漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、連載開始

・アントニオ猪木―モハメド・アリの異種格闘技戦

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