【第72回箱根駅伝】中央大、逆転で32年ぶり14度目V…山梨学院大と神奈川大は4区途中棄権
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中央大が11時間4分15秒で32年ぶりの総合優勝を果たし、最多優勝記録を14回に伸ばした。往路でトップの早稲田大と2分15秒差だった2位から、復路で逆転した。往路優勝の早稲田大は3年連続で総合2位となった。中央大、早稲田大とともに優勝候補の一角に挙げられていた山梨学院大と神奈川大は往路で途中棄権し、往路記録と総合記録はなしとなった。

早稲田大・渡辺康幸が2区で8人抜き
往路では、早稲田大が2区でトップに立った。鶴見中継所を9位で出た早稲田大のエース渡辺康幸(4年)は8人抜きで首位に。早稲田大は3区、4区を無難につなぐと、5区では小林雅幸(3年)が区間新記録の快走を見せ、2年連続で往路優勝した。1区で11位だった中央大も、2区で松田和宏(3年)が9人抜きの区間2位と力走。4区でも榎木和貴(3年)が区間賞を獲得するなどし、往路2位の好位置につけた。

山梨学院大・中村祐二は右足痛、神奈川大・高嶋康司は左脚骨折
山梨学院大と神奈川大が途中棄権したのは、いずれも4区だった。山梨学院大の中村祐二(3年)は2キロ付近から右足を引きずり始め、13キロ地点で上田誠仁監督に抱え込まれた。神奈川大の高嶋康司(2年)は3キロ地点で足を引きずり始め、5キロ地点で大後栄治コーチに抱きかかえられた。中村祐二は右かかとアキレス腱(けん)付着部の炎症、高嶋康司は左すねの疲労骨折だった。往路で途中棄権した両校の復路記録については、往路終了後の監督会議で検討された。「時差スタートとなる復路は、往路の成績があって初めて成立する」との意見も出たが、特例として「両校の個人記録と復路のチーム記録を認める」ことを了承した。


中央大、6区・工藤利寿の快走で首位に
復路では、6区で中央大・工藤利寿(3年)が区間賞の快走を見せ、早稲田大をかわして先頭に立った。8区の川波貴臣(4年)も区間新記録で続き、中央大が2年連続14度目の復路優勝とともに、32年ぶり総合優勝のゴールテープを切った。往路で棄権した神奈川大は復路2位、山梨学院大は復路3位だった。
駒沢大・藤田敦史が初出場
第72回大会では、のちにマラソン日本記録保持者となり母校の監督も務める駒沢大の藤田敦史(1年)が1区で区間2位に入り、箱根路デビューを果たした。のちに母校の監督となる東洋大の酒井俊幸(1年)も箱根駅伝に初出場し、3区で区間11位だった。
1996年(平成8年)の主な出来事
・病原性大腸菌O(オー)157が猛威
・将棋の羽生善治、史上初の七冠達成
・ペルー日本大使公邸人質事件






























