【第74回箱根駅伝】神奈川大が連覇…5区の1年生で逆転往路V、復路は一人旅
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前回大会で初めて総合優勝した神奈川大が往路、復路ともに制し、11時間1分43秒で連覇を達成した。第70回大会(1994年)で山梨学院大がマークした10時間59分13秒に次ぐ好タイムだった。
1区11位から大逆転、5区・勝間信弥が18年ぶり快挙

神奈川大は1区でトップと1分53秒差の11位と出遅れた。出だしから、大後栄治監督が「往路優勝は諦めた。4、5番に入ってくれればいい」と嘆く展開になったが、その後は着実に盛り返した。2区で8位、3区では6位へ順位を上げると、4区の渡辺聡は区間賞の快走を見せ、小田原中継所では4位でたすきをつないだ。先頭の早稲田大と2分46秒差で出た5区の1年生、勝間信弥は10キロ過ぎで中央大を引き離すと、2位に後退していた早稲田大にも逆転。残り1・2キロで、先行する駒沢大もかわし、13秒差をつけて芦ノ湖のゴールに飛び込んだ。5区での逆転で往路優勝するのは、第56回大会(1980年)の日本体育大以来、18年ぶりだった。1分29秒差の3位には早稲田大が入り、4位に山梨学院大、5位に中央大が続いた。
駒沢大、過去最高の2位

首位から5位までのタイム差が2分44秒という混戦でスタートした復路でも、神奈川大が盤石のレース運びを見せた。6区では、箱根駅伝初出場となった3年の中沢晃が58分44秒の区間新記録をマークし、2位・駒沢大との差を1分55秒に拡大。7区の中野幹生、8区の辻原幸生も連続して区間賞を獲得すると、9区、10区もそれぞれ区間3位、区間2位で走り、2年連続で総合優勝のゴールテープを切った。4分5秒差の総合2位には、往路、復路ともに2位の駒沢大が入った。第43回大会(1967年)の初出場以来、出場32回目で過去最高の成績を収めた駒沢大は、2年後の第76回大会(2000年)で初優勝を果たすことになる。
総合3位には山梨学院大、総合4位には中央大が続き、総合5位には往路10位から復路4位と巻き返した順天堂大が食い込んだ。往路3位の早稲田大は復路10位と順位を下げ、総合6位だった。
1998年(平成10年)の主な出来事
・和歌山毒物カレー事件
・サッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会、日本が初出場
・映画監督の黒澤明さん死去






























