【第76回箱根駅伝】駒沢大、出場34回目で初優勝…2年連続2位の雪辱果たす
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第43回大会(1967年)の初出場以来、連続34回目の出場となった駒沢大が11時間3分17秒で初の総合優勝を飾った。森本葵(まもる)監督、大八木弘明コーチの下、20世紀最後の大会で往路、復路ともに制し、前回大会まで2年連続で総合2位に終わっていた雪辱を果たした。
大会史上初、区間賞なしで往路制す

駒沢大は1区で3位につけると、その後も安定したたすきリレーを続け、4区まで3位をキープした。5区では、トップと1分29秒差で出た松下竜治(1年)が先行する順天堂大と帝京大を抜いて先頭に。その後、一時は東海大の柴田真一(2年)に逆転されたものの、終盤で再び抜き返し、トップで芦ノ湖にゴールした。駒沢大の往路優勝は2年連続となった。区間4位だった松下を含め、駒沢大は往路での区間賞がなく、大会史上初めて区間賞なしで往路優勝を果たした。東海大は柴田が区間1位の力走を見せ、28秒差の2位。出場3回目の帝京大が3位に入った。3区の北島吉章(2年)は区間1位に輝き、帝京大の選手として初の区間賞を獲得した。往路6位の法政大は1区・徳本一善(2年)、2区・坪田智夫(4年)が連続区間賞の力走を見せるなどし、序盤のレースをリードした。
9区・西田隆維、Vたぐり寄せる区間新

復路は、逃げ切りを図る駒沢大を、順天堂大や中央大が追う展開となった。駒沢大は6区で区間2位、7区で区間1位と好走して後続との差を広げたが、8区は区間7位にとどまり、追い上げられた。しかし、前回大会で順天堂大に逆転を許した9区では、西田隆維(たかゆき)(4年)が区間新記録の走りを見せ、2位につけた順天堂大との差は2分31秒に。10区の高橋正仁(2年)も区間新記録で続き、初優勝のゴールテープを切った。順天堂大が4分18秒差の総合2位となり、中央大が総合3位に入った。往路3位だった帝京大は総合4位に食い込み、2年連続最下位の15位から大きく順位を上げた。上位9チームに与えられるシード権争いでは山梨学院大が9位に入り、10位の法政大と29秒差でシード権を確保した。
48年ぶり、箱根神社大鳥居くぐる
第76回大会からは5区と6区の元箱根付近のコースが一部変更された。前回大会までは国道1号線のバイパスがコースとなっていたが、第28回大会(1952年)まで使用されていた国道1号線に戻された。商店などが立ち並ぶ元箱根の国道1号線に歩道が完成し、安全に観戦できる環境が整備されたことから、地元の観光協会などが変更を要望した。かつてのコースが復活し、選手たちは48年ぶりに箱根神社の大鳥居をくぐり抜けた。
濃緑の優勝旗に刷新
第76回大会では、西暦2000年の節目を記念して優勝旗が5代目に新調され、濃紺から濃緑の旗に変わった。4代目の優勝旗は第45回大会(1969年)から31年間、使われていた。
2000年(平成12年)の主な出来事
・シドニー五輪マラソン女子、高橋尚子が金メダル
・小渕恵三首相が脳梗塞(こうそく)、森喜朗内閣が発足
・沖縄サミット






























