【第90回箱根駅伝】東洋大が2年ぶりV、双子の設楽兄弟がそろって区間賞…駒沢大は3冠逃す
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第90回の記念大会として出場枠が例年の20チームから23チームに拡大され、前回大会で10位以内に入ったシード校10校と、予選会を突破した13校が参加した。予選会からの出場枠は9校から増やされ、予選敗退校の有力選手で例年組まれてきた関東学連選抜チームは編成されなかった。レースは東洋大が往路、復路ともに制し、2年ぶり4度目の総合優勝を果たした。出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝に続く優勝を狙った駒沢大は4分34秒差の総合2位となり、大学駅伝3冠はならなかった。
設楽啓太、初の5区で区間賞

2年ぶりとなる東洋大の往路優勝をたぐり寄せたのは、設楽啓太、悠太(ともに4年)の双子の兄弟だった。1区は3位で滑り出し、2区・服部勇馬(2年)が2位に浮上すると、3区では設楽悠太が区間2位に1分14秒差をつける区間賞の快走を見せ、先頭に立った。4区では2位の駒沢大に21秒差まで迫られたものの、5区では設楽啓太が弟・悠太に続く区間賞に輝き、駒沢大との差を59秒まで広げて芦ノ湖のゴールに飛び込んだ。最上級生となり、「最後ぐらいは主将らしい走りを見せつける」と意気込んでいた設楽啓太は、「新・山の神」と呼ばれた東洋大の先輩、柏原竜二が第88回大会(2012年)まで4年連続で区間1位となった5区に初めて臨み、箱根駅伝出場4度で唯一の区間賞を獲得した。3区の設楽悠太は後に、2018年の東京マラソンで、マラソンの日本記録を16年ぶりに更新することになる。
大迫傑、最後の箱根路は1区5位
往路3位は、東洋大と5分9秒差の早稲田大。のちにマラソンの日本記録保持者となり、2021年東京オリンピック・男子マラソンで6位に入賞する大迫傑(4年)は最後の箱根駅伝を1区5位で終えた。東洋大の2区・服部勇馬と駒沢大の1区・中村匠吾(3年)も大迫とともに、東京オリンピックの男子マラソンに出場した。2区では山梨学院大のエノック・オムワンバ(2年)が右足ひ骨の疲労骨折のため、途中棄権した。往路5位だった青山学院大では、神野大地(2年)が2区に起用され、箱根駅伝初出場を果たした。神野は第91回大会(2015年)の5区で圧巻の走りを見せて初優勝の原動力となり、「3代目・山の神」「山の神野」と称された。
東洋大、復路も快走
復路でも東洋大は快走を続けた。6区を区間4位でつなぐと、7区では、2区・服部勇馬の弟、服部弾馬(はずま)(1年)が、8区では高久龍(3年)がいずれも区間賞。9区も区間4位でトップを守ると、10区は大津顕杜(けんと)(4年)が区間賞で締めくくり、復路は一度も先頭を譲ることなく、ゴールした。復路で優位とみられていた駒沢大は、9区に起用したエースの窪田忍(4年)が区間2位と好走したものの、東洋大との差を詰められなかった。
前回大会優勝の日本体育大は総合3位、往路3位の早稲田大は復路4位で、総合4位だった。
2014年(平成26年)の主な出来事
・消費税率、8%に引き上げ
・全米オープンテニス、錦織圭が準優勝
・御嶽山が噴火






























