【第100回箱根駅伝】青山学院大、大会新Vで駒沢大の連続3冠阻む…予選会の門戸を初めて全国開放
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往路、復路ともに制した青山学院大が2年ぶり7度目の総合優勝を果たした。10時間41分25秒の総合記録は、第98回大会で青山学院大が作ったそれまでの大会記録を2分17秒更新する大会新記録だった。出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)と全日本大学駅伝を制し、2年連続の大学駅伝3冠を狙っていた駒沢大は、6分35秒差の総合2位だった。城西大が過去最高の3位に入った。第100回を記念して出場校数は例年より3校多い23校に拡大され、第99回大会で10位以内に入ったシード校10校と、予選会を通過した13校が出場した。予選会で敗退したチームの有力選手らで構成する関東学生連合チームは編成されなかった。
3区・太田蒼生、駒沢大をかわして首位に

往路では、駒沢大の1区・篠原倖太朗(3年)が区間賞。駒沢大は2区も鈴木芽吹(4年)が首位を守ったが、9位でたすきを受け取った青山学院大の2区・黒田朝日(2年)が7人抜きとなる区間賞の快走を見せ、駒沢大と22秒差に迫った。3区では、青山学院大の太田蒼生(3年)が7キロ過ぎで駒沢大の佐藤圭汰(2年)に追いつき、競り合いの末、18キロ過ぎにスパートした太田がトップでたすきリレーした。青山学院大は4区も佐藤一世(4年)が黒田、太田に続く区間賞に輝くと、5区・若林宏樹(3年)も区間2位でつなぎ、従来の往路記録を3分3秒更新する5時間18分13秒の往路新記録で2年ぶり6度目の往路優勝を飾った。太田は、3区の区間記録では日本人選手として初めて1時間を切る59分47秒の好タイムだった。駒沢大も、5時間20分51秒の往路新記録を出したが、青山学院大とは2分38秒差の往路2位だった。城西大は過去最高の往路3位。山登りを得意とし、「山の妖精」の愛称を持つ山本唯翔(4年)が2年連続で5区の区間新記録をマークした。
城西大、粘って過去最高3位

復路も青山学院大が優位なレース運びを見せた。6区・野村昭夢(3年)が区間2位で滑り出し、7区・山内健登(4年)も区間3位で続くと、8区・塩出翔太(2年)と9区・倉本玄太(4年)がともに区間賞の走りを見せ、後続を突き放した。青山学院大はそのまま首位を譲らず、アンカーの宇田川瞬矢(2年)が大手町のゴールに飛び込んだ。レース直後の胴上げでは、就任20年目の原晋監督らが宙を舞った。総合2位の駒沢大は青山学院大との差を詰めることができず、復路も2位だった。前年度までチームを率いていた大八木弘明監督の後任として、初めて箱根路で指揮を執った藤田敦史監督は「箱根はやはり別物という難しさを感じた。これだけ強いチームを預かって、優勝させてあげられなかったのは、未熟さが出た」と振り返った。往路3位の城西大は復路12位ながらも粘り強くたすきをつなぎ、総合3位に入った。
10年ぶり出場の東京農業大は22位
第99回大会で総合2位だった中央大は、12月下旬に部内で流行した風邪の影響で、往路、復路とも13位の総合13位にとどまり、3年ぶりのシード落ち。第99回大会で総合5位だった順天堂大も往路10位、復路22位の総合17位に終わり、4年ぶりにシード権を逃した。総合記録が11時間1分52秒で並んだ東海大と国士舘大は、競技実施要項の規定により、区間上位者数の多さで東海大が11位、国士舘大が12位となった。予選会を通過して10年ぶりに出場した東京農業大は22位だった。
予選会には関東以外からも11校
2023年10月に行われた予選会は、関東学生陸上競技連盟の所属選手に限られていた参加資格が第100回を記念して初めて全国に開放され、関東以外の11校を含め、過去最多の57校が出場した。関東以外から参加したのは、京都産業大、立命館大、皇学館大、札幌学院大、愛知工大、環太平洋大、日本文理大、大阪経済大、中京大、信州大、放送大関西の11校。関東以外のチームは京都産業大の27位が最高で、本大会の出場はならなかった。
2024年(令和6年)の主な出来事
・能登半島地震、元日に震度7
・大谷翔平、大リーグ史上初の「50本塁打・50盗塁」
・20年ぶりに新紙幣発行、1万円札は渋沢栄一に






























