【第101回箱根駅伝】青山学院大が大会新記録で連覇、国学院大の3冠阻む…大会MVPを新設
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往路優勝した青山学院大が復路も2位と好走し、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。青山学院大は、前年の第100回大会でマークしたそれまでの大会記録を6秒更新した。往路4位の駒沢大が復路新記録となる5時間20分50秒で復路優勝し、総合2位に入った。前年10月の出雲全日本大学選抜駅伝と11月の全日本大学駅伝で優勝し、箱根駅伝も含めた大学駅伝3冠を狙っていた国学院大は往路6位・復路3位の総合3位だった。

前年の第100回大会で例年より3校多い23校に拡大されていた出場校数は、20校に戻り、第100回大会で10位以内に入ったシード校10校と、予選会を突破した10校が出場した。予選会で敗退したチームの有力選手らで構成する関東学生連合チームが2大会ぶりに編成され、個人記録・チーム記録とも参考記録として扱われるオープン参加で出場した。
4区・太田蒼生、5区・若林宏樹が連続区間賞
往路では中央大がレースを引っ張った。1区で吉居駿恭(3年)がスタート直後に集団を抜け出し、2位の駒沢大・帰山侑大(3年)に1分32秒差をつける区間賞の快走を見せると、2区の溜池一太(3年)は区間9位と粘り、首位をキープ。3区の本間颯(2年)も区間賞の走りで再び2位との差を広げ、4区から5区へたすきをつなぐ小田原中継所まではトップの座を守った。

連覇を狙う青山学院大は1区でトップの中央大と1分44秒差の10位と出遅れたものの、2区の黒田朝日(3年)が区間3位の走りを見せ、戸塚中継所では3位まで順位を押し上げた。4区では太田蒼生(4年)が区間賞に輝き、首位の中央大と45秒差の2位に浮上。5区の若林宏樹(4年)は9・5キロ付近で中央大の園木大斗(4年)を抜き去り、従来の記録を3秒更新する1時間9分11秒の区間新記録で前年に続く往路優勝のゴールテープを切った。中央大は1分47秒差の2位だった。序盤から堅実なたすきリレーを続けてきた早稲田大は5区・工藤慎作(2年)が区間2位と快走し、往路3位に入った。大学駅伝3冠を目指す国学院大は、往路優勝した青山学院大と5分25秒差の往路6位だった。
各チームのエースが集う「花の2区」は記録的なハイペースでのレースとなった。東京国際大のリチャード・エティーリ(2年)は1時間5分31秒の区間新記録をマークし、2021年の第97回大会で東京国際大のイエゴン・ビンセントが記録したそれまでの区間記録1時間5分49秒を18秒短縮。区間2位の創価大・吉田響(4年)は1時間5分43秒、区間3位の青山学院大・黒田朝日は1時間5分44秒の好タイムをマークし、計3人が従来の記録を更新した。
6区・野村昭夢が区間新、MVPに

復路は、往路を制した青山学院大が独走した。6区では野村昭夢(4年)が56分47秒の区間新記録をマークし、東海大・館沢亨次が2020年の第96回大会で記録した従来の区間記録を30秒更新。7区につなぐ小田原中継所では、2位・中央大との差を3分49秒まで広げた。さらに8区の塩出翔太(3年)が2年連続となる8区区間賞を獲得すると、9区・田中悠登(4年)も区間2位の快走。10区・小河原陽琉(1年)も区間賞の走りを見せ、復路は首位を一度も譲ることなく、大手町のゴールに飛び込んだ。往路4位だった駒沢大は7区・佐藤圭汰(3年)が従来のタイムを57秒更新する1時間0分43秒の区間新記録をマークするなど、区間上位でたすきリレーを続け、青山学院大と2分48秒差の総合2位に入った。往路2位の中央大は8区で区間20位に沈んだものの、他区間では堅実な走りを続け、総合5位となった。
4校のシード争い、ゴール前まで

上位10チームに与えられるシード権の争いは、東京国際大、東洋大、帝京大、順天堂大の4校が8位集団を形成し、10区前半から最終盤まで競り合いを続けた。残り1キロを切り、東京国際大がスパートをかけ、8位でゴール。1秒差の9位に東洋大、さらに2秒差の10位に帝京大と続いた。順天堂大は帝京大と7秒差の11位となり、次回大会は予選会へ回ることになった。
赤門リレーに沿道沸く

オープン参加の関東学生連合では、復路の8区に東京大の秋吉拓真(3年)、9区に東京大大学院の古川大晃(ひろあき)(博士課程4年)が出場し、「赤門リレー」として話題を呼んだ。
第101回大会では、総合優勝に最も貢献した選手を表彰する大会最優秀選手(MVP)が新設され、6区で区間新記録を樹立した青山学院大の野村昭夢が選出された。野村は、大会で最も活躍した選手に贈られる「金栗四三杯」にも選ばれ、MVPとのダブル受賞となった。
2024年10月に行われた予選会では参加資格が、関東学生陸上競技連盟の所属選手に再び限定された。前年の2023年10月に行われた予選会では、第100回大会を記念して、関東学生陸上競技連盟以外の選手の出場も可能となり、参加資格が初めて全国に開放されていた。
例年通りの参加資格に戻った予選会は10月としては異例の暑さの中で行われた。2年連続となる本大会出場を目指していた東京農業大は、10位の順天堂大と1秒差の11位で予選落ちとなった。明治大と東海大も予選落ちとなり、本大会の連続出場がそれぞれ6年連続、11年連続で途切れた。
2025年(令和7年)の主な出来事
・高市早苗氏、憲政史上初の女性首相に
・「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が89歳で死去
・大阪・関西万博






























