箱根駅伝【詳報】青学大が2年連続の往路優勝、山登りの若林宏樹が区間新で中大を逆転

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

1位でゴールする青学大・若林宏樹(2日)=守谷遼平撮影
1位でゴールする青学大・若林宏樹(2日)=守谷遼平撮影

 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)は2日、往路のレースが行われ、総合連覇を狙う青山学院大が5時間20分1秒で、2年連続7度目の往路優勝を果たした。東京・大手町の読売新聞社前を午前8時にスタート。青学大は、1区は10位だったが、2区の黒田朝日(3年)が3位に順位を上げ、4区の太田蒼生(4年)が2位に浮上。5区の若林宏樹(4年)がトップの中大を逆転し、箱根・芦ノ湖までの5区107・5キロのレースを制した。早大OBで箱根駅伝4年連続区間賞の武井隆次さんの解説とともに詳報する。(デジタル編集部)(→出場校一覧は こちら 、→各区のエントリー選手一覧は こちら )(→ひとめでわかる順位動くグラフは こちら

青学大・若林、今年もトップでゴールテープ切る

 青学大の若林宏樹(4年)は終盤もペースを落とさずに、トップでゴールした。1時間9分11秒で従来の記録を3秒上回る快走だった。2位は中大で1分47秒差。3位は早大。4位は駒大で首位と3分16秒差。5位創価大。大学駅伝3冠を狙う国学院大は6位で青学大と5分25秒の大差がついた。立教大が8位。14位の帝京大までが、3日の復路でタイム差準にスタートする。15位以降は10分差で一斉スタートとなる。(→詳細は こちら

5区で中大・園木大斗(右)を追い抜く青学大・若林宏樹(2日)=武藤要撮影
5区で中大・園木大斗(右)を追い抜く青学大・若林宏樹(2日)=武藤要撮影

武井隆次さん解説…中大・園木大健闘、青学は距離が伸びると強い

 中央大の5区、園木大斗(4年)があっさりと青山学院大の若林宏樹(4年)にトップを明け渡した。ただ、4区までの大きな貯金をもらった園木は、2位をキープ。区間新記録の若林を追って1分47秒差でのゴールは大健闘と言っていいだろう。

 青山学院大は2区以降、走るべき人がしっかり仕事をした。誰が出てきても20キロを走れるチームで、距離が伸びると良くなる選手が多い。20キロの長丁場を状況に応じてどう走るかということに関して、個々の選手の理解力が高い。(→詳細は こちら

駒大はトップと2分53秒差

 15・8キロ地点の芦之湯をトップ青学大と2位中大が通過。差は1分3秒に広がった。3位には早大の 工藤慎作 (2年)が創価大を抜き浮上している。5位は駒大で青学大とは2分53秒差。

国学院大はトップと4分差に

 11・9キロの小涌園前、青学大の 若林宏樹 (4年)は、トップだった中大の 園木大斗 (4年)との差を18秒に広げている。3位は創価大。4位は6位だった早大の 工藤慎作 (2年)が快調にとばし、順位を上げた。日本テレビの中継では、「山の名探偵」とニックネームを紹介している。駒大が5位。3冠を狙う国学院大は6位でトップと3分57秒開いている。

たすきをつなぐ青学大4区の太田蒼生(右)と5区の若林宏樹(2日)=佐々木紀明撮影
たすきをつなぐ青学大4区の太田蒼生(右)と5区の若林宏樹(2日)=佐々木紀明撮影

武井隆次さん解説、中大の監督からの指示は?

 中央大の5区、園木大斗が青山学院大に捕まった。明らかに苦しそうな走りになっているが、小田原でたすきを受けた序盤にはハイペース飛ばしていたのが疑問だ。監督からの指示はなかったのだろうか。(→詳細は こちら

青学大がついに5区で首位浮上

 宮ノ下を過ぎた9・5キロ付近で青学大の若林宏樹(4年)が中大の園木大斗(4年)を抜きトップに躍り出た。若林は昨年も区間2位と山登りで快走を見せている。

青学大の若林、首位に迫る

 レースは5区に入った。7・0キロの大平台を中央大の園木大斗(4年)がトップで通過。追いかける2位青学大・若林宏樹(4年)は32秒差に迫る。3位は創価大、4位は駒大。5位は早大が国学院大を抜き順位を上げた。

4区を走る中大・白川陽大(2日)=武藤要撮影
4区を走る中大・白川陽大(2日)=武藤要撮影

武井隆次さん解説…国学院、3冠へ正念場の山登り

 駅伝3冠を狙っている国学院大だが、2区平林清澄(4年)からたすきを受けた3区で、山本歩夢(4年)がトップとの差を広げられた。三冠に向けて「黄信号」かと思われたが、4区の青木瑠郁が1分近く縮めた。層は厚いが山の攻略がカギと言われてきた。「復路逆転」を現実的にするためにも、山登りでこれ以上差をひろげられないことだ。(→詳細は こちら

中大と青学大の差は45秒で5区へ

 中大の白川陽大(3年)がトップを守り、小田原中継所に入った。2位の青学大・太田蒼生(4年)は45秒差でたすきリレー。太田は1時間24秒で2年連続区間賞を獲得するとともに、平塚中継所の2分24秒差から1分39秒も差を詰めた。3位は創価大。4位は駒大でトップと2分17秒差。5位国学院大と首位は2分23秒差。6位は早大。(→レース詳細は こちら )(→ひとめでわかる動く順位グラフは こちら

中大の白川、トップで酒匂橋も通過

 酒匂橋の15・4キロの地点を中大の白川陽大(3年)が粘りの走りでトップ通過。2位の青学大・太田蒼生(4年)、懸命に食らいつく創価大の野沢悠真(3年)が1分14秒差で通過した。4位の駒大・桑田駿介(1年)は2分34秒差、5位の国学院大・青木瑠郁(3年)は2分58秒差があった。(→詳細は こちら

3区で競り合う創価大・ムチーニ(右)と青学大・鶴川正也(2日)=須藤菜々子撮影
3区で競り合う創価大・ムチーニ(右)と青学大・鶴川正也(2日)=須藤菜々子撮影

4区の13キロ過ぎ、青学大が2位浮上

 13キロ過ぎ、青学大の太田蒼生(4年)が創価大の野沢悠真(3年)を抜き、2位に浮上した。

3位青学大が首位中大との差を詰める

 二宮の9・1キロ地点を中大の白川陽大(3年)が安定した走りで通過。2位創価大、3位青学大が通過。青学大のエース格、太田蒼生(4年)はトップと1分45秒差。平塚中継所から39秒、差を縮めた。太田は12キロ付近で、2位の創価大に迫っている。(→詳細は こちら

4区、国学院が5位浮上

 4区に入り、序盤で3冠を狙う国学院大の青木瑠郁(3年)が早大を抜き5位に浮上した。

武井隆次さん解説、印象的だった1年生の走り

 3区は早稲田大・山口竣平と駒沢大・谷中晴の1年生のレベルの高い競り合いが印象的だった。1区のような集団走の難しさがなく、4区のような細かいアップダウンもない3区は、天候条件が良ければ1年生を投入するには最適な区間で、その期待に見事にこたえた。

戸塚中継所でたすきをつなぐ中大2区の溜池一太(左)と3区の本間颯(2日)=鈴木竜三撮影
戸塚中継所でたすきをつなぐ中大2区の溜池一太(左)と3区の本間颯(2日)=鈴木竜三撮影

中大がトップ守り4区へ

 中大の本間颯(2年)がトップで平塚中継所に入った。本間は1時間16秒で区間賞を獲得した。2位の創価大・ムチーニ(2年)との差を1分34秒に広げた。3位は青学大の鶴川正也(4年)で2分24秒の大差がついた。駒大が2分56秒差の4位。5位は早大。国学院大は3分17秒差の6位でたすきをつないだ。(→ひとめでわかる動く順位グラフは こちら )(→レース詳細は こちら

青学大は1分20秒、駒大と国学院大はトップと2分18秒差

 茅ケ崎の14・4キロ地点を各選手が通過。トップは中大の本間颯(2年)で2位創価大・ムチーニ(2年)との差は1分7秒に広がっている。青学大の鶴川正也(4年)が3位でトップと1分20秒差。4位は東京国際大。5位が駒大と国学院大でトップと2分18秒差。7位早大は2分27秒差で追っている。(→詳細は こちら

創価大のムチーニが2位浮上

 12キロ過ぎ、4位スタートの創価大・ムチーニ(2年)が2位に浮上した。青学大の鶴川正也(4年)が3位。2位で出た東京国際大は4位に落ちている。

中大が3区でトップ快走

 3区がスタート。先頭の中大・本間颯(2年)は5キロ過ぎまで快調に走っている。連覇を狙う青学大はエース格の鶴川正也(4年)。(→レース詳細は こちら

 7・6キロの藤沢をトップで中大の本間が通過。2位は東京国際大の佐藤榛紀(4年)で53秒差に広がっている。3位の青学大・鶴川とも57秒差に開いた。本間は1万メートル27分46秒60の記録を持つ実力者だ。4位創価大、5位駒大、6位国学院大も通過した。(→鶴川「他を圧倒する」は こちら

2区を力走する青学大の黒田朝日(2日)=須藤菜々子撮影
2区を力走する青学大の黒田朝日(2日)=須藤菜々子撮影

武井隆次さん解説、国学院・平林にらしさ感じられず

 中央大を追って、国学院大の平林清澄と駒沢大の篠原倖太朗の競り合いを予想していたのだが、多彩で見どころのある2区になった。1時間6分台でもすごいのに、日本人では前人未到と言われた1時間5分台をエティーリと日本人2人の計3人が記録するハイレベル。平林は出雲、全日本と良かっただけに、2つの駅伝と比較して「らしさ」が感じられなかった。(→詳細は こちら

エティーリが2区の区間新

 中大の溜池一太(3年)がトップで戸塚中継所に飛び込んだ。2位の東京国際大エティーリとの差は40秒に大きく縮まった。エティーリは1時間5分31秒の区間新記録を達成。3位は青学大でトップと49秒差。4位創価大、5位駒大。駒大とトップの差は1分7秒。国学院大は8位で1分39秒差。(→詳細は こちら )(→ひとめでわかる動く順位グラフは こちら )(→エティーリの談話は こちら

2区を力走する中大の溜池一太選手(2日)=武藤要撮影
2区を力走する中大の溜池一太選手(2日)=武藤要撮影

20キロ過ぎに青学・黒田が駒大・篠原抜く

 20キロ過ぎ、青山学院大の黒田朝日(3年)は、駒大・篠原倖太朗(4年)をあっという間に抜き去る。2位の東京国際大・エティーリ(2年)にも迫っている。(→詳細は こちら

権太坂を通過、国学院4位・青学大9位

 15・3キロの権太坂を中大が1位で通過。2位は東京国際大のエティーリと駒大の篠原倖太朗(4年)で1分10秒差となっている。鶴見中継所よりは差が縮まっている。4位集団は国学院大の平林清澄(4年)ら。早大は7位に転落。青学大の黒田朝日(3年)は1分25秒差の9位にとどまってる。黒田はその後、ペースを挙げ、4位に浮上した。

12キロ付近、早大に東京国際大と駒大が追いつく

 12キロ手前、2位の早大・山口智規(3年)に東京国際大のエティーリ(2年)と駒大の篠原倖太朗(4年)が追いついた。その後、エティーリと篠原が前に出た。後方では、16位スタートの立大・馬場賢人(3年)が11人抜きの快走を見せている。

中大と2位早大の差は1分11秒

 8・3キロの横浜駅前を1位の中大、2位早大が通過。その差は1分11秒に縮まっている。東京国際大のエティーリ(2年)が駒大の篠原倖太朗(4年)をかわして3位に浮上。11人抜きを果たしている。

武井隆次さん解説、駒大は大八木さんに叱られるから抑え気味

 2番手の早稲田大・山口は昨年も走っているから分かっているとは思うが少し飛ばし過ぎか。駒沢大の篠原は初の2区でやや抑え気味だ。駒沢の2区は、卒業した鈴木芽吹君もそうだったが、飛ばし過ぎて後から大八木(総監督)さんに叱られているから、指示を守っている走りだ。(→詳細は こちら

6キロ過ぎ、2位早大・3位駒大に東京国際大が迫る

 6キロ過ぎ、トップの中大を早大の山口智規(3年)、3位の駒大の篠原倖太朗(4年)が追う。その背後から、14位スタートの東京国際大の エティーリ (2年)が迫る。

エース対決の2区スタート

 エース対決の2区。4位でスタートした早大の 山口智規 (3年)がすぐに2位だった駒大の 篠原倖太朗 (4年)をかわした。2・8キロ地点までに、東京国際大の エティーリ (2年)が10人抜きの快走を見せている。

中大・吉居がそのままトップでたすきリレー

 中大の吉居駿恭(3年)がそのまま1位で鶴見中継所でたすきリレー。タイムは、1時間1分7秒で兄大和の区間記録には27秒、及ばなかったものの歴代4位の好タイムだった。2位は駒大で、1位とは1分32秒差。青学大の宇田川瞬矢(3年)は1分44秒差の10位。(→吉居の談話は こちら )(→レース詳細は こちら )(→ひとめでわかる動くグラフは こちら )(→1区の記録は こちら

スタート直後、飛び出す中大1区の吉居駿恭(右端)(2日、東京都千代田区で)=武藤要撮影
スタート直後、飛び出す中大1区の吉居駿恭(右端)(2日、東京都千代田区で)=武藤要撮影

蒲田での差は1分58秒

 蒲田の15・4キロを吉居駿恭(3年)が独走で通過。1分16秒差の関東学生連合・ 片川祐大 (亜大4年)に続き、2位集団が通過したが、先頭とは1分58秒の大差がついている。

武井隆次さん解説

 中央大が独走状態だが、前評判の高い青山学院大、国学院大、駒沢大の「3強」など優勝候補の学校は後方集団の中で慌てている様子はない。中央大が鶴見中継所まで全体を引っ張っていくだろう。後続集団としてはどの地点で差を詰めていくか。しかし、できれば誰かに先に行ってもらいたい。自分が先に動いて貧乏くじを引きたくない、というのがランナーの心理だ。(→詳細は こちら

一斉にスタートする各校の選手たち(2日、東京・大手町の読売新聞社前で)=西孝高撮影
一斉にスタートする各校の選手たち(2日、東京・大手町の読売新聞社前で)=西孝高撮影

7・8キロ地点、吉居と2位の差は1分以上

 7・8キロの新八ツ山橋を中大の吉居駿恭(3年)が通過。2番手は関東学生連合の片川祐大(亜大4年)。2位集団は1分8秒差で通過した。

 10キロ地点を続々と通過。吉居は28分6秒と快調。兄の大和の区間記録に迫るペースで走っている。(→詳細は こちら

5キロを中大・吉居が独走で通過

 中大の吉居駿恭(3年)が13分台と快調なペースで通過。後続を大きく引き離している。

午前8時、21人の選手がスタート

 午前8時、21人の選手が読売新聞社前をスタートした。青学大は、 宇田川瞬矢 (3年)。中央大の 吉居駿恭 (3年)がいきなり飛び出した。3・6キロ過ぎの増上寺前を独走で通過した。(→詳細は こちら

当日の区間変更37件

 レースに先立ち、エントリー変更37件が発表された。注目の前回2区区間賞の青学大・ 黒田朝日 (3年)は2区にエントリー。青学大は4区には 太田蒼生 (4年)を起用。3区の 鶴川正也 (4年)を含め、エース格を往路に並べ、前年に続く往路優勝を狙う。創価大は 吉田響 (4年)を2区に、 ムチーニ (2年)を3区に投入した。東洋大は4区以外の4人を変更した。(→詳細は こちら

国学院3冠なるか…青学大は連覇、駒大は王座奪還狙う

 出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した国学院大が、初優勝と大学駅伝3冠を狙う。達成すれば、2年前の駒大以来6校目となる。(→3冠の歴史は こちら )その一方、青学大の原晋監督は連覇に自信を見せる。(→「普通に走れば独走」は こちら )2年ぶりの優勝を狙う駒大も戦力の底上げに自信を持ち、出雲と全日本はともに2位。3強の対決に注目が集まる。(→駒大の戦力分析は こちら

エースが集う花の2区

 往路の注目は23・1キロと最長でエース対決が見られる2区だ。今大会も、大学駅伝3冠を狙う国学院大の 平林清澄 (4年)、王座奪還を狙う駒大の 篠原倖太朗 (4年)、早大の 山口智規 (3年)、5人の海外留学生など力のある選手がエントリー。さらに、補欠に回った前回大会の2区区間賞、青学大の 黒田朝日 (3年)も当日変更での起用を原晋監督が公言している。レベルの高い競り合いが期待される。(→他にも実力者がずらりは こちら
(→昨年の往路詳報は こちら )(→昨年の復路詳報は こちら

関連記事
箱根駅伝王者はマラソンでも強かった…ロードで改めて証明された青学・原メソッドの正しさ
歴代優勝校はこちら レース経過はこちら 【動くグラフ】各大学の順位 箱根駅伝特集へ 箱根駅伝の出場校はこちら
  • 順位変動がひとめで分かる動くグラフ
  • 選手のプロフィールも掲載出場校一覧
  • 勝負所をピンポイント解説コース紹介
  • 箱根路に輝く名選手の系譜区間記録歴代ベスト5

箱根駅伝おすすめ

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む 「ニュース」の最新記事一覧
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
6172557 0 ニュース 2025/01/02 07:35:00 2025/01/02 15:22:06 /media/2025/01/20250102-OYT1I50046-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

おすすめ特集・連載

読売新聞購読申し込みバナー
プリファードソース

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)