明治学院大・新監督に中村匠吾氏、5年後の箱根駅伝出場は「十分に前倒し可能な目標」

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 2021年東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(33)が現役を引退し、4月から明治学院大の陸上部(長距離ブロック)監督に転身する。駒大出身の新指揮官は「(箱根駅伝で)30年の予選会突破、31年の本戦出場を目指したい」と意気込む。

就任記者会見で学生と共に意欲を示した中村匠吾新監督(中央)
就任記者会見で学生と共に意欲を示した中村匠吾新監督(中央)

 駒大時代に箱根1区で区間賞を獲得。富士通に進んで19年の東京五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を制し、コロナ禍で1年延期された同五輪に出場した。

 明治学院大は、ヘボン式ローマ字表記の考案者として知られるヘボン博士が1863年に創設した塾が始まり。歴史のある伝統校だが、スポーツでは目立つ存在ではなかった。2000年代に入ってから徐々に、駅伝などの強化にも力を入れ始めた。箱根駅伝では関東学生連合チームのメンバーに選ばれる選手が出てきているものの、まだチームとしての出場はない。

 さらなる強化策を模索し、強豪校・駒大の関係者に相談する中で、中村に白羽の矢を立てた。昨年12月に監督就任を打診。ただし、中村はセカンドキャリアを考え始めていたとはいえ、まだ現役選手だった。もちろん本格的な指導経験はなく、「正直、迷いもあった。どこまで築き上げていくことができるのか、不安はあった」と振り返る。

 背中を押してくれたのは、駒大時代の恩師・大八木弘明総監督だった。「中村のカラーを作りながら、一からチームを本戦に導いていけばいいんじゃないか」と助言してくれたという。覚悟を決め、既に3月上旬から指導を始めている。

 明治学院大の過去最高順位は、24年10月に行われた第101回大会予選会での19位。新指揮官は「まず現実的な目標として初年度は過去最高順位である19番を確実に上回ることを掲げたい」と言葉に力を込める。

 追い風もある。次々回の第104回大会以降は本戦出場チーム数が3チーム増え、記念大会はさらに2増の26チームとなることが決定。目標は30年の予選会突破だが、「練習を見る限り、前倒しは十分可能なのではないかと思っている」と意欲を示した。(田上幸広)

就任記者会見で学生と共に意欲を示した中村匠吾新監督(中央)
就任記者会見で学生と共に意欲を示した中村匠吾新監督(中央)
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