千葉・いすみの牧場で楽しむ「クワトロフォルマッジ」…4種類のチーズがのったピザです

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千葉支局長 幸内康

 千葉は日本有数の酪農県だ。その歴史は約300年前、将軍・徳川吉宗の命でバターに似た乳製品が作られたことに遡り、これが日本の酪農の始まりだという。その伝統を引き継ぐかのように、県南東部のいすみ市では、5軒以上の工房がチーズを作っている。

クワトロフォルマッジ。蜂蜜をかけると味わいが華やかになる
クワトロフォルマッジ。蜂蜜をかけると味わいが華やかになる

新鮮な牛乳が原料!…工房で味わえる

 その一つ、「高秀牧場」にお邪魔した。約200頭の乳牛から搾った新鮮な牛乳を原料にしたチーズやジェラートなどを、カフェ兼見学施設の「ミルク工房」で食べることができる。

馬上温香さん
馬上温香さん

 15種類あるチーズのうち4種類を一度に楽しめるピザ「クワトロフォルマッジ」(1800円)を注文した。フレッシュタイプの「モッツァレラ」、セミハードの「まきばの太陽」、酵母で熟成した「いすみの白い月」、ブルーの「草原の青空」が時計回りに並んでいる。

こちらもオススメ…12種類のジェラート

 モッツァレラから食べ始めたが、進む度に鼻へと抜けていく風味の濃さが増していき、 恍惚(こうこつ) とさえしてしまった。12種類のジェラートのうち一番人気の「みるく」(480円)も試した。牛乳の淡い甘みが口の中に広がり、すっと消える。自然な味わいが印象に残った。

牛乳のジェラート「みるく」。唯一の定番で、ほか11種は季節によって変わる
牛乳のジェラート「みるく」。唯一の定番で、ほか11種は季節によって変わる

 高秀牧場がチーズ作りを始めたのは、2012年。加工部門の責任者、馬上温香さん(34)によると、「酪農の価値を高め、いい人材に来てもらうには、どうしたらいいか」と悩み、試行錯誤した結果だった。フランスで経験がある職人が入社したことでチーズ作りは軌道に乗り、これまでに2度、国内外の賞を受けた。また、別の工房のチーズとともに、市のふるさと納税の返礼品に採用されている。

 いすみでチーズ作りが本格化したのは2000年ごろからで、まだ歴史は浅い。馬上さんは「いすみの職人のレベルは高く、チーズの質も高い。今後、地域の名産品になれると思う」と語った。

 ※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

 国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。

高秀牧場ミルク工房

 千葉県いすみ市須賀谷1339の1

 営業は金~水曜日の午前10時~午後5時。8月中は木曜日も営業

 詳しくは ウェブサイト で。

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