1日400キロ! 杉粉を生み出す水車は5代目、不ぞろいな粒は「水との親和性がいい」<杉の葉線香【3】>

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 福岡県八女市上陽町を流れる横山川沿いにある線香工房「馬場 (すい)(しゃ)() 」では、建物の中央に水路が整備され、直径5.5メートル、幅1.2メートルの水車が回る。最大毎秒200リットルの流水を受ける水車の傍らで、1本あたり重さ約50キロの鉄製のきね15本が小刻みに持ち上げられては落下し、杉の葉を粉にする。1日約400キロ分の (すぎ)() を生産する能力を持つ。

馬場さんが見守る中、回り続ける5代目の水車(福岡県八女市上陽町で)
馬場さんが見守る中、回り続ける5代目の水車(福岡県八女市上陽町で)

 この水車場の前身は1918年に遡る。旧横山村の有志21人が水路と水車を整備し、杉粉の製造を始めた。工房を営む馬場猛さん(77)の父、次男さん(故人)が61年に水車場を買い取った。現在稼働する水車は2008年に新調した5代目。23年7月、大雨に見舞われた際は約80センチの土砂に埋もれたが、大きな故障もなく、今も快調に回り続ける。

鉄製のきねでひかれ、粉になった杉の葉
鉄製のきねでひかれ、粉になった杉の葉

 きねで作られた杉粉は粒の大きさが不ぞろいなのが特徴の一つ。「水と混ぜた時の親和性がいい」。馬場さんは話す。

(「杉の葉線香」編は全5回)

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