どちらも食べたい 峠の釜めし東西食べ比べ
完了しました
大阪・関西万博を機に、
関東を代表する駅弁、峠の釜めし。荻野屋は1885年創業、現役の日本最古の駅弁屋だ。峠の釜めしは「家庭的な
まねき食品は1889年、日本初の幕の内駅弁当を販売したことで知られ、姫路駅で駅弁や「まねきのえきそば」を手がける老舗。荻野屋創業140年の記念事業の一環として東西を代表する2社がタッグを組み、構想から約1年を経た今年6月、大阪・関西万博内で関西 峠の釜めしを販売。多くの人に味わってほしいと姫路駅でも販売されている。
「荻野屋さんの大切な商品ですので、その名を汚すことのないよう、また負けることのないよう開発しました。一つ一つの食材の何を残し、何を変えるのか。その中でまねき食品らしさ、関西らしさをどう出すのかが難しかったです。荻野屋さんから『瀬戸内をイメージしては』と提案いただいたんです」とまねき食品常務取締役の毛利繁さんは振り返る。
文/堀内志保

●峠の釜めし(荻野屋)
1400円/横川駅・高崎駅・軽井沢駅ほか/電話027・395・2311
〈1〉鶏肉
軟らかく味わいのある生の国産若鶏を厳選。秘伝のタレを絡ませ絶妙な味わいに。
〈2〉ゴボウ
きんぴら風の煮物は、調理人が心を込めて包丁でささがきに。シャキッとした食感が違う。
〈3〉シイタケ
原木栽培のシイタケを低温乾燥した干しシイタケを水で長時間かけて戻し、濃いめの甘じょっぱい味付けに。食感を残して仕上げる。
〈4〉タケノコ
収穫後、高温でえぐみを抜いて保管。容器に合わせて手作業で扇形にカットし、薄口
〈5〉栗
無漂白・無着色の栗を使用し、素材本来のおいしさを生かした甘露煮。
〈6〉アンズ
甘みと酸味がほどよく調和。アンズは整腸作用があると言われている。
〈7〉うずらの卵
新鮮なうずらの卵を使用。食感が良く食べ進める上でのアクセントになる。
〈8〉紅ショウガ
紫芋の天然色素で色付け。風味も色合いも良く、釜めしを華やかにしてくれる。
〈9〉グリーンピース
大粒で鮮やかな緑色。「見ておいしく」の決め手となる存在感。
〈10〉茶めし
主に長野県安曇野産のコシヒカリを自家精米し、独自の配合でブレンドした醤油と利尻産昆布とともに炊き上げている。
〈11〉香の物
釜形の容器に5種(キュウリのパリッコ漬け、わさび漬け、小ナス醤油漬け、山ゴボウ醤油漬け、小梅漬け)が入る。

●関西 峠の釜めし(まねき食品)
1980円/姫路駅/電話079・224・0255
〈1〉瀬戸内真鯛のほぐし身
ほぐした身を蒸し煮にし、しっとりと軟らかく、風味豊かに仕上げている。実ざんしょうの
〈2〉姫路名物・焼き穴子
姫路の焼き穴子は焼き締めるのが特徴で、少し硬めに仕上げている。その分、穴子のうま味がしっかり感じられる。
〈3〉真ダコ
自社オリジナルのタコ専用だしで炊き、漬け置くことで、軟らかく風味豊かに。
〈4〉わかめ
乾燥わかめを軽く炊いて、食感が残るように仕上げている。箸休めにぴったり。
〈5〉レンコン
シャキシャキ感を残すように炊いて、だしに漬け置く。
〈6〉錦糸玉子
彩りの良い錦糸玉子をふんわりと盛り付け、華やかさを演出。
〈7〉アンズ
峠の釜めしに負けない、大きめのアンズを使用。
〈8〉ゴボウ素揚げ
太めに切ったささがきをカリッと揚げ、風味を引き立たせている。
〈9〉グリーンピース
彩りとして峠の釜めしと同数を散らした。
〈10〉ショウガ漬け
産地にもこだわり、苦みや辛みを抑え、さっぱりとした味わいに仕上げた。
〈11〉だしめし
姫路のソウルフードである「まねきのえきそば」のだしで炊いた。しっとりして、だしの香りが良い。通常、まねき食品の弁当のご飯の量は230グラムだが、荻野屋の270グラムに合わせた。
〈12〉漬物
関西らしさを出すため、京都をイメージしたしば漬け、
(月刊「旅行読売」2025年12月号から)

◆月刊「旅行読売」
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