藤井聡太竜王は時間を見つけ八冠達成記念のアマ有段者免状に署名、お届けまで数か月…隣は羽生善治会長の揮毫でレジェンド並びが大好評
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2023年度は前人未踏の偉業である「八冠」を達成した藤井聡太竜王。勝率記録も中原誠十六世名人の歴代1位の記録に迫る勢いだった。トップ棋士を相手に、85%勝利する圧倒的な総合力。盤上だけでなく、盤外の普及活動にも熱心で「八冠達成記念免状」には丁寧に署名し、ファンを大切にしている。(吉田祐也)
東京・千駄ヶ谷の将棋会館にある免状署名席。仕事や取材の合間を見つけては、藤井竜王は筆をとっている。日本将棋連盟が特別に発行する八冠達成記念免状は、今年1月のうちに予定していた数の申し込みが終了。普段のアマチュア有段者向けは「竜王、名人」と署名するが、特別免状では「八冠」と揮毫している。

藤井竜王は「竜王、名人と書くより、八冠と書く方が文字数が少なくて楽です。八は画数が2画なので、バランスを取るのが難しいです」とユーモアたっぷりに話す。横には「会長 羽生善治会」の署名が入っている。将棋連盟の担当者は「藤井八冠と羽生会長の署名が並ぶ免状が大人気でして。『羽生会長の署名も入りますよね』と念入りに確認するお客様も多いです。羽生先生の偉大さを改めて感じます」と語る。

15分くらいの短い時間を見つけ、藤井竜王は迅速かつ丁寧に筆を走らせている。「羽生先生が達筆すぎて。自分は、まだまだです」と笑う。書道は習わず、免状や色紙への揮毫を重ねる中、我流で上達していった藤井竜王。今や揮毫は、かなりうまいと評判だ。紙と顔が近い独自のスタイル。墨をつける際のまなざしは、対局時のように真剣そのものだ。

アマチュア有段者の免状に1枚1枚、署名するため、発行には時間がかかる。担当者は「申し込みから、お届けまで数か月となりますが、藤井竜王の直筆でもあり、なにとぞお待ちいただけたら」と話す。通常の「竜王、名人」署名の免状は、随時、受け付けている。羽生善治会長の署名も入る。「同段位」での再取得も可能だ。アマチュア有段者免状取得の問い合わせは日本将棋連盟の免状受付サイトで。


























