男子生徒が試行錯誤して女子生徒に仕掛ける手練手管…辛酸なめ子<55>
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別学の子はジュースをさらっと回し飲みできない
「共学の女子は、純粋に友だちとして接してくるのですが、女子校の女子はそこまでフレンドリーなコミュニケーションに慣れていない印象でしたね」
そう思い出を語るのは千葉の名門男子校、市川学園に高校から通った編集者の大北恭さん。中学までは共学だったので、共学と女子校、それぞれの傾向の違いを客観的に見ていたようです。
「共学の子は普通に男子とジュースを回し飲みできるのですが、男子校や女子校の子にはできない。男子校の友だちがそういう場面を見てソワソワしていました。女子校の子も、間接キスを連想してしまうのではないでしょうか。女子校も男子校も素直なコミュニケーションが苦手な気がします。予備校で知り合った女子校の生徒に、すごい下ネタを言ってる子がいました。そういう子は、経験が何もなかったりする。勉強はできるので、そっち方面への好奇心も旺盛だったのでしょう」
そういえば自分も一時的にそんな傾向があったかもしれない、と反省させられます。予備校の話題が出ましたが、そこではどんな青春が繰り広げられていたのでしょう。
「僕の場合は、予備校で会った人に勉強を教えてあげて、その流れでお付き合いする、というパターンでしたね。英語が得意だったので。大手予備校より小さい予備校の方が仲良くなりやすかったです。当時モテてる人を
予備校では共立女子の女子に告白してフラれ、和洋国府台の女子と仲良くしていたら、その場面を共立女子の女子に見られて「私のこと好きって言ってたんじゃなかったっけ」と言われて心が動く、という学園ドラマのような体験をしたそうです。受験生とは思えません。
「最終的に共立女子の子にはフラれるんですが、その理由は上智大の補欠合格が繰り上がらなかったことで……。彼女は青学の男子に行ってしまいました」と
予備校は男子と女子の社交の場

楽しい青春の思い出の話に戻ると、当時は受験生ながらどんなデートをしていたのでしょうか。
「土日には図書館に一緒に行って勉強して、平日は予備校終わりに一緒に勉強。夏休みは朝エクセルシオールで一緒に勉強してから予備校に行っていました」
同伴出勤のようで楽しそうです。異性がそばにいて集中できるのか気になりますが……。一緒に勉強する楽しさについて大北さんに聞いてみると、
「教えてって言われるとむちゃくちゃ
若気の至りで、もっと親密になりたいという欲求にかられそうですが……。
「密閉されているところで会いたいという思いもありましたが、例えばカラオケボックスでそういうことをすると、監視カメラで見ていた店員に、飲み物にいたずらされる、という
関係はそれなりに発展していたとのことですが、女子は特に成績に影響はなかったのに、異性交遊にかまけるうち、大北さんの成績はどんどん下がっていったそうです。
「女性の方が切り替えが得意なのかな。付き合ってから、テストが30点も下がって塾の先生に呼ばれました。先生に、恋にうつつをぬかしている暇はない、と注意されました」
恋愛は残念な結果になりましたが、その彼女はギャグセンスがあり、お笑いのおもしろさを教えてもらうなど、人生の糧になったようです。
「女子校の人は笑いのセンスが良いような気がしますね。ワイワイ系じゃない寡黙な子も、一言のワードセンスがあった気がします。彼女はお笑いオタクだったんですが、あっちがボケてこっちが突っ込んだとき、『こっちの方がボケが生きるよね』とアドバイスしてもらったこともありました」。勉強だけでなくギャグセンスも高め合っていたようです。
予備校は男子と女子の社交の場だったそうで、勉学に集中するため予備校が恋愛禁止の校則を掲げるわけにもいかないし、難しいところです。
「予備校ではとくにスポーツマンじゃなくてもモテる可能性があります。僕はカバンに
飴で女子をおびきよせる行為……おじさんがやったら危ないですが、同年代ならセーフです。女子校の生徒から男子にアプローチする場合もあるのでしょうか?
「非常階段に呼ばれて、連絡先聞きたいけど私から聞けないから、と友だちの連絡先を聞かれて教えてあげたことがありました。文化祭にも、彼氏がほしい目的で来ている人が多かったですね。市川にも近辺の女子校からたくさん来て、積極的なヤンキーもどきがウハウハ状態でした。僕は合コンの人数合わせで、引き立て役として呼ばれてましたね」
彼氏がいる女子はさり気なくマウントをとる傾向があるとか。
「彼氏がいる女子あるあるなんですが、彼氏の学ランをムダに自習室で着ていました。彼氏いますみたいな雰囲気で」
大北さんの思い出は約20年前とのことですが、さらに30年前も人気の男子校のスクールバッグを持って見せびらかす、というブームがあった記憶です。
「予備校は、夏休みでも制服で来る子が多かったですね。ブレザーを着てる子はダサいって言ってましたけど、僕はすごいかわいいなって思ってました。セーラー服の子は勝ち誇ってました」
カオが武器にならない男子は戦略モテを企む
千葉には国府台女子学院や和洋国府台女子などお嬢様学校もありますが、当時どんなイメージを持たれていたのでしょうか。
「お嬢様学校の女子は、合コンでも意外と寡黙で、恋愛に興味がないポーズは崩さないで、女性の奥ゆかしさを感じさせながら男子の気持ちを高ぶらせているような。ラフレシアみたいな存在。頭がいいのだなと感じていました」
男子校出身者の積年の妄想を感じさせる言葉です。女子校についての意見や思い出を伺うつもりが、男子校の生徒の異性への思いの強さに気付かされました。そして女子と仲良くするための行動力にも……。予備校で飴をあげる以外にも様々な試行錯誤があったようです。
「電車で出会うしかないと考え、ニオイで覚えてもらおうと香水をつけたこともありました。また、女性慣れしておくために保健室のおばさんに会いに行って女性とのコミュニケーションを学んでいました。少しでもモテてるアピールをしたくて、携帯の電話帳に架空の女性を大量に入れたことも……。会話がうまくなくてもカラオケで歌がうまいだけでモテるので、ボイトレに通い歌唱力を鍛えていた同級生もいました。もって生まれた顔面の武器がなくとも、戦略モテを企むのは進学校ならではかもしれません」
今回の取材で、男子が女子に仕掛ける様々な



























