[きら星]「終活インフラ」を築く…鎌倉新書(東京都中央区) 清水祐孝会長 62

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 就活ならぬ、人生の終わりに向けて備える「終活」。鎌倉新書(東京都中央区)は、葬儀やお墓、相続など、亡くなった後の本人や家族の不安を解消する終活関連サービスを提供する会社です。清水祐孝会長(62)に事業内容を聞きました。(松本将統)

現在も手掛ける出版物などを手に「終活のワンストップサービスの実現を目指します」と話す清水会長=高橋美帆撮影
現在も手掛ける出版物などを手に「終活のワンストップサービスの実現を目指します」と話す清水会長=高橋美帆撮影

 元々は父が設立した出版社で、約25年前までは仏壇仏具業界の書籍を手がけていました。私は証券会社に勤務していましたが、父から「経営が苦しい。助けてほしい」と頼まれ、1990年に入社しました。

 本を売ろうと四苦八苦していた時、顧客の葬儀社社長と話をしていて、はたと気づきました。この人は「本」ではなく、「情報」がほしいのだ、と。すぐに社員に向けて「出版にこだわる必要はない」「我々は、情報をお客さまにとって価値あるものに加工し、届ける会社だ」と伝えました。書籍に加えて、取材で得た情報を基に葬儀社や仏壇店、石材店向けのセミナーやコンサルティング業務に力を入れました。

 インターネットの普及は、こうした方針の追い風となりました。2000年に葬儀の作法やマナーを紹介するサイト「いい葬儀」を開設しました。ある時、サイトを見た人が「葬儀社を教えてくれないか」と電話をかけてきました。離れて暮らす父親を亡くし、ネットで情報を集めていたのです。依頼は想定外でしたが、顧客の葬儀社に取り次ぎ、喜ばれました。

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