[子育て応援団]パパと濃密な「親子時間」…フリーアナウンサー・枡田絵理奈さん

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 広島東洋カープの選手である夫(堂林翔太)の春季キャンプ中、3人の子どもたちが一番楽しみにしていたのが、練習終わりのパパとのビデオ通話の時間です。パパが映った携帯電話を握りしめ、家の中を連れ回しながら、絵や工作を見せたり、今日あった出来事を報告したり。その様子は、さながら「持ち運べるパパ」です。

不在がち

 プロ野球選手は、遠征やキャンプなどで家を空けることが多い職業です。子どもたちが小さい頃は、ようやく慣れた頃にまた遠征。久しぶりに帰宅したパパに人見知りしてしまったり、出発の時に「また遊びにきてね」と声をかけたりしたこともありました。「パパのお家はここだよ」と、しょんぼりする夫の姿を、今でも覚えています。

 それでも今では、子どもたちはパパの仕事の一番の理解者であり、一番のファンです。普段は寂しさを見せない元気な子どもたちですが、ビデオ通話に我先にと駆け寄る姿や、毎晩「パパ、あと何日で帰ってくる?」と尋ねる声を聞くと、やっぱり小さいながらに我慢しているのだなと、胸がぎゅっとなります。

 そんな夫と子どもたちにとって、シーズンオフは つか の間の濃密な「親子時間」です。子どもたちとの時間を少しでも長く取るため、朝、学校に送り出すと、夫も早々に練習に出発。下校時間に合わせて帰宅します。

 体を動かすことが得意な夫は、娘たちとはバドミントンや縄跳び、息子とはキャッチボールやバッティングをして遊びます。時には私もバッター役に立たされます。的確なアドバイスに、子どもたちはメキメキ上達し、尊敬のまなざしを向けています。

家族でゲーム

 お風呂上がりには、カードゲームやコマのおもちゃで家族みんなのバトルタイム。大笑いしながら遊ぶ姿は、まるで4兄妹。負けてしまい、「もう1回!」と頼むパパを見ていると、どちらが遊んでもらっているのか分からなくなることもあります。

 一方で、勉強を見るのは少し苦手な様子。「結構難しいことやってるんだなぁ」と息子と同じしかめっ面をして、「これはママに聞いて!」と白旗。でも、間違えた問題を集めてオリジナルテストを作ってあげたり、「一緒にやろう!」と、隣に座って同じドリルを解いたりする姿はなんともほほ笑ましいものです。

苦手も見せる

 私はつい、子どもの前では完璧でいたくなってしまいます。でも、夫を見ていると、親だって苦手があっていいのだと思えてきます。何歳になっても学ぼうとする姿を見せること。それもまた、大切な親の姿なのかもしれません。

 「自分はプロ野球選手である前に、この子たちの父親だから」。夫はそう言います。自分が親にしてもらってうれしかったことは、全部子どもたちにしてあげたい。その時間が一番幸せなのだそうです。このオフも、たっぷりと愛情を充電できたはずです。

 この家族の時間があるからこそ、みんなそれぞれの場所で、自分らしくがんばれる。そう信じています。

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