精進カレー
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<修行僧の人気メニュー>
京都ノートルダム女子大名誉教授・鳥居本幸代さんに季節の精進料理や京都の暮らしを教えてもらう第4水曜日の「京の精進ごよみ」。今回は、お釈迦さまも食べたかもしれない精進カレーを紹介する。(山本美菜子)
私が精進カレーと出会ったのは、40年以上も前のことです。我が家は赤 山 禅院(京都市左京区)の門前にあります。歴代の住職にお仕えし、私は食事のお手伝いもしてきました。
ある日、食べ盛りの高校生や大学生の修行僧が「夕食はカレーにしよう」と言い出されました。「肉を使わずにどうやって作るのか」と不思議に思って聞いてみると、コンニャクや薄揚げでお肉の代用をするとのこと。一緒に作ってみたところ、あっさりとした味わいで、想像以上のおいしさでした。
大豆や野菜の煮物、あえ物などが精進料理の定番のイメージなので、カレーと精進との組み合わせは意外に思われるかもしれませんね。ですが、お釈迦さまが誕生された頃のインドには、既に豊富な香辛料や調味料があり、野菜や豆類を具材とする煮込み料理も作られていました。
修行で肉やタマネギを食べられない間も、お釈迦さまは香辛料のしっかり利いた煮込み料理を召し上がっていたことと思います。香辛料を使ったインドの煮込み料理の総称として「カレー」という言葉が広がったことを考えると、精進カレーはいわば、原点に戻ったような料理といえるでしょう。
今回ご紹介する精進カレーは、家庭で普段作るカレーと異なり、肉類や動物性の原料を含む市販のルーを使いません。野菜はたっぷりですが、修行の妨げになるとの理由で、においの強いタマネギなどは用いません。
肉の代用は、コンニャクと雑穀の粟 が入った粟麩 です。コンニャクは生だと水っぽいため、いったん冷凍して歯ごたえをよくしましょう。京都でおなじみの粟麩は粟の粒々の食感がする生麩で、手に入らなければひよこ豆で代用できます。
クミンやターメリックなど様々な香辛料を混ぜ合わせたカレー粉と、ショウガで辛みを利かせます。つぶしたジャガイモを加えて一緒に煮ると、とろみもつきます。
お寺では、食材を粗末にしません。カレーにはどんな具材も入れられる良さがあり、色んな野菜を食べることができます。僧侶たちもずっと精進料理を食べて育ってきたわけではなく、カレーを食べたい時だってあるのです。精進カレーはお寺の日常風景に溶け込んでおり、今も人気メニューのひとつになっています。
京都ノートルダム女子大名誉教授・鳥居本幸代さんに季節の精進料理や京都の暮らしを教えてもらう第4水曜日の「京の精進ごよみ」。今回は、お釈迦さまも食べたかもしれない精進カレーを紹介する。(山本美菜子)
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私が精進カレーと出会ったのは、40年以上も前のことです。我が家は
ある日、食べ盛りの高校生や大学生の修行僧が「夕食はカレーにしよう」と言い出されました。「肉を使わずにどうやって作るのか」と不思議に思って聞いてみると、コンニャクや薄揚げでお肉の代用をするとのこと。一緒に作ってみたところ、あっさりとした味わいで、想像以上のおいしさでした。
大豆や野菜の煮物、あえ物などが精進料理の定番のイメージなので、カレーと精進との組み合わせは意外に思われるかもしれませんね。ですが、お釈迦さまが誕生された頃のインドには、既に豊富な香辛料や調味料があり、野菜や豆類を具材とする煮込み料理も作られていました。
修行で肉やタマネギを食べられない間も、お釈迦さまは香辛料のしっかり利いた煮込み料理を召し上がっていたことと思います。香辛料を使ったインドの煮込み料理の総称として「カレー」という言葉が広がったことを考えると、精進カレーはいわば、原点に戻ったような料理といえるでしょう。
今回ご紹介する精進カレーは、家庭で普段作るカレーと異なり、肉類や動物性の原料を含む市販のルーを使いません。野菜はたっぷりですが、修行の妨げになるとの理由で、においの強いタマネギなどは用いません。
肉の代用は、コンニャクと雑穀の
クミンやターメリックなど様々な香辛料を混ぜ合わせたカレー粉と、ショウガで辛みを利かせます。つぶしたジャガイモを加えて一緒に煮ると、とろみもつきます。
お寺では、食材を粗末にしません。カレーにはどんな具材も入れられる良さがあり、色んな野菜を食べることができます。僧侶たちもずっと精進料理を食べて育ってきたわけではなく、カレーを食べたい時だってあるのです。精進カレーはお寺の日常風景に溶け込んでおり、今も人気メニューのひとつになっています。
材料
2人分
ニンジン1/2本
ナス1/2本
ズッキーニ1/2本
黄パプリカ1/2個
トマト2個
ジャガイモ1と1/2個
粟麩1/4本
コンニャク1/2枚
冷凍コーン30g
シメジ1/2パック
生シイタケ2枚
アボカド1/2個
ショウガ1片(みじん切り)
カレー粉大さじ2~3
ニンジン1/2本
ナス1/2本
ズッキーニ1/2本
黄パプリカ1/2個
トマト2個
ジャガイモ1と1/2個
粟麩1/4本
コンニャク1/2枚
冷凍コーン30g
シメジ1/2パック
生シイタケ2枚
アボカド1/2個
ショウガ1片(みじん切り)
カレー粉大さじ2~3
作り方
ジャガイモはゆでて潰す。
ニンジン、ナス、ズッキーニ、黄パプリカ、トマトを一口大の乱切りにする。
冷凍しておいたコンニャクを自然解凍し、さいの目に切る。粟麩は大きめのさいの目に。生シイタケとアボカドは一口大に切る。
適量のオリーブ油でショウガとコンニャクを炒め、〈2〉と石突きを取ってほぐしたシメジ、生シイタケを加え、塩、コショウ少々でしんなりするまで炒める。
浸るくらいの水を入れて中火で煮込み、沸騰したら弱火にする。
火を止めて、カレー粉、粟麩、〈1〉、コーン、アボカドを加え、数分煮る。好みでしょうゆなどを加えて、味を調える。
潰したジャガイモを入れる
鳥居本幸代(とりいもと・ゆきよ)
京都市生まれ。平安前期の888年に創建された


























