愛知県 自動車盗が3車種に集中…今年1~5月は全国ワースト。東京の3倍、大阪の2倍

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 愛知県では昨年以上に車が盗まれ、特に危ないのがランクル、プリウス、アルファード――。警察が公表した今年1~5月の自動車盗の被害状況を分析すると、こうした実態が浮き彫りになる。(河野圭佑、戸田貴也)

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 自動車の保有台数は、愛知が全国最多で、盗難被害が多いことでも有名だ。全国の警察が昨年1年間に認知した自動車盗の件数は、未遂を含めて計5762件。このうち愛知は698件で、千葉の746件に続くワースト2位だった。しかし今年の愛知は、昨年より被害件数の伸びが加速しており、5月末時点で368件とトップを走る。

 6月22日未明の名古屋市内。県警の警察官は、飲酒検問の機会を利用してドライバーにチラシを渡し、盗難に注意するよう呼びかけていた。特に、念入りに声をかけていたのは、トヨタ車。中でも「ランドクルーザー」「プリウス」「アルファード」の3車種だ。

 県警が今年1~5月に盗まれた自動車の車種について分析したところ、約6割を占めたのが、この3車種だった。1件あたりの被害額は約300万円。県警は、高額で売却できる人気車種を狙う窃盗集団がいるとみている。

 盗まれた場所についての統計もある。分析対象は、2022年1月~24年5月に愛知で認知された自動車盗1950件。最多は「月決め・コインパーキングなどの駐車場」(31%)で、「共同住宅」(27%)「戸建て」(25%)と続く。共同住宅と戸建てを合わせると、半数が住宅敷地内での被害ということになる。

 捜査関係者によれば、施錠をしていても、短時間で解錠できる特殊な機器が出回っている。県警の鎌田徹郎本部長は、6月18日の県議会代表質問で、「(車の所有者に対し)複数の防犯機器を組み合わせた対策を促すなど、広報・啓発活動を推進する」と述べた。

 県警は、物理的に車を動かせなくするハンドルロックやタイヤロックのほか、防犯カメラを使った対策を推奨している。販売組合「カーセキュリティネットワーク」の吉田泰啓事務局長は、「異常を検知すると警報音などを出す機器も有効だ」と話した。

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