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猛暑が去り、秋が深まると増えるものとは――。愛知県内で過去5年に起きた交通事故を調べると、1年のうち死者数が突出して多くなるのが10月と11月だ。特に夕刻は事故が起きやすく、「魔の時間」と呼ばれる。(渡辺歩希、戸田貴也)
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夕暮れ時「魔の時間」
県警の統計によると、2019年~23年の5年間に起きた県内の交通事故での死者は、運転者や歩行者などを含めて709人。読売新聞はそれぞれの事故が起きた月と時間帯を県警に照会し、傾向を分析した。
その結果、月別では最多が11月(77人)で、10月(76人)が2番目に多かった。11月は1年の月平均(59人)の1・3倍で、最少の2月(49人)と比べると1・6倍だった。
10、11月の死亡事故を時間帯別でみると、午後5時台(月平均8人)、午後6時台(同7人)の順に多い。午後5時からの2時間に死亡事故が増える理由について、県警幹部は「悪条件が重なるため」と話す。
秋は日没が早まり、午後5時頃からドライバーが歩行者や自転車に気付きにくくなる。この時間帯が帰宅ラッシュと重なるため、事故が起きやすくなるという。これが「魔の時間」と呼ばれるゆえんだ。
魔の時間の事故防止に欠かせない対策として推奨されているのが、「早めのライト点灯」だ。県警は、特に10月はライト点灯の目安を午後4時半としている。歩行者は、車のライトが当たると光る反射材やLEDライト付きの腕輪を着用するのが有効だ。
この時期は県警の取り締まりにも力が入る。「夕暮れ時対策交通機動隊」が愛称の臨時パトロール隊を結成し、過去に事故が多発した幹線道路を中心に白バイやパトカーが警戒している。
今年1月からの交通事故死者数は110人(10月22日時点)で、東京都の113人と僅差のワースト2位。県を挙げて事故防止に取り組むため、大村秀章知事と県内の全54市町村の首長は今月から順次、ビデオメッセージの公開を始めた。メッセージのリンク一覧は 県警ホームページ で閲覧できる。


























