みんなで骨活しよう 市町の骨粗しょう症検診安価
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私事で恐縮だが、今年に入って九州に住む母(87)が、転んで腰と手首を相次いで骨折し入院した。10日で退院でき寝たきりは免れたが、重度の骨粗しょう症と診断された。記者(56)も、一昨年から両足首の骨を立て続けに折る災難に遭い、骨の強化に励む身。「女性の健康」が言われる昨今、県内の検診や骨に関する取り組みが気になって調べてみた。結論は「検診のチャンスを生かさなければもったいない」だ。(西堂路綾子)

健康増進法は、市町村は40、45、50、55、60、65、70歳の女性に問診や骨量の測定などの骨粗しょう症検診を実施して予防に努めるよう定める。だが、
「県内では検診をする市町が少ないからでは」との予想に反し、今年3月現在で23市町中16市町が実施していた。しかも費用は国と県が3分の1ずつを補助。腰椎と
県が昨年1月に公表した女性の健康に関する調査では、県内の20~59歳の女性3501人中「骨粗しょう症検診を受けたことがある」のは11.8%で、「毎回受ける」は3.9%にとどまった。
この結果を受け、県は昨年10月に「オール広島・骨活プロジェクト」を発足させ、骨の健康に関する各地のイベントマップをホームページに載せるなど啓発に乗り出した。

「ねえ、知らんのん? 涙もろいのはいいけど、骨がもろいのは危険よ」などと訴える骨活キャラクター「ほねえさん」も誕生。今年3月からは民間などでも広く使えるようにし、一部のスーパーでは、ほねえさんの力を借りて牛乳や魚売り場で骨を強くするレシピを紹介している。
三原市は今年度、40~70歳の男女市民を対象にかかとの骨を測る集団検診(500円、70歳は無料)を導入。7、8月には骨強化の中高生レシピコンテストも開催予定で、市保健福祉課は「骨量は20歳頃をピークに右肩下がり。対策は世代、性別を問わず重要だが、特に若い世代に啓発を強めたい」とする。尾道市も40~70歳の女性を対象に、5歳刻みで検診を始める。
県によると、70歳以上の県民の11人に1人は骨折で入院、通院しているとのデータもある。県健康づくり推進課の担当者の「誰もが自分が骨を折るとは思っていないが、折れることは少なくなく、折れてからでは遅い。骨のもろさを早めに発見し、少しでも早く対策を始めて」との言葉に、記者は深くうなずいた。
骨粗しょう症検診を実施する県内の市町は、県のホームページ「みんなで骨活!」で。


























