此花食堂30日でお別れ 女将「最後までいつもの味を」 福山地方卸売市場

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 福山地方卸売市場(福山市引野町)で55年にわたり市場関係者らのおなかを満たしてきた名物食堂「 此花このはな 食堂」の最終営業日が今月30日に決まった。店を切り盛りしてきた 女将おかみ の近藤恵子さん(73)は「続けてこられたのはみんなのおかげ」と感謝の気持ちで包丁を握っている。

なじみの客と話す近藤さん(中央、福山市で)
なじみの客と話す近藤さん(中央、福山市で)

 食堂は市場開設と同時の1971年にオープン。水曜と祝日を除く毎日午前3時、日曜は午前6時に開店し、昼過ぎまで営業している。近藤さんは18歳から調理場に立ち、市場で買い付けた新鮮な魚や野菜を使った料理を提供している。

 市場では昨年から、老朽化した水産、青果棟などを順次建て替える大型再整備が始まった。駐車場のあった場所に新たな食堂棟が6月に開業予定で、現在の食堂棟は6、7月をめどに解体される。近藤さんは高齢となり、後継ぎもいないことから閉店を決めた。

内装工事中の新たな食堂棟(右)。左手奥には古い食堂棟が見える(福山市で)
内装工事中の新たな食堂棟(右)。左手奥には古い食堂棟が見える(福山市で)

 近藤さんは「50年以上通う人もいるし、『続けてほしい』『寂しい』と言われるたび涙が出そうになる」と目を細める。「最後まで『いつもの味』を届けたい」と前を向いた。最終日は常連客向けの営業とし、一般客は今月28日までの利用を呼びかけている。

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