「織田記念」60回記録に挑め 29日、安佐南区 男子100山縣選手ら激戦
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国内外のトップ選手らが集まる陸上の織田幹雄記念国際大会(広島陸上競技協会など主催)が29日、広島市安佐南区の広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)で行われる。「織田記念」の愛称で親しまれ、これまでに数々の好記録が誕生した。60回目の節目となる今回も好勝負が期待できそうだ。(東川直央)

2021年大会の男子100メートルで、桐生選手(左から3番目)らに競り勝って優勝した山縣選手(右端、広島市安佐南区で)
大会は海田町出身の三段跳び選手で、1928年アムステルダム五輪で日本人初の金メダリストとなった織田幹雄さん(1905~98年)の功績をたたえて創設された。1967年に第1回大会が行われ、2年後の第3回大会から海外選手が参加するように。86年の第20回大会には当時の三段跳びの世界記録保持者、ウィリー・バンクス選手(米国)が出場した。
日本人選手の活躍も目覚ましく、前回までに21個の日本新記録が生まれた。2010年の第44回大会で女子100メートルで福島千里選手がマークした11秒21は、今なお破られていない。
13年の第47回大会では、男子100メートルで京都・洛南高3年の桐生祥秀選手が、当時の日本歴代2位となる10秒01をたたき出し、大きな注目を集めた。これを機に飛躍し、五輪にも3度出場した桐生選手は「陸上人生が変わった大会」と織田記念を振り返っている。
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今大会にも数多くの実力者が登場する。激戦となっているのが男子100メートルだ。25年1月以降に10秒19以内のタイムを記録した選手は15人おり、主催者によると過去最多という。広島市西区出身で、9秒95の日本記録を持つ山縣亮太選手(セイコー)や、同競技場で開催された昨夏の全国高校総体で10秒00の高校記録を打ち立てた清水空跳選手(石川・星稜高)らが争う。
男子110メートル障害は、同市西区出身で元日本記録保持者の高山峻野選手(ゼンリン)、女子100メートル障害には府中町出身で日本記録保持者の福部真子選手(日本建設工業)が、それぞれ出場を予定している。
男子三段跳びには世界選手権で2度の決勝進出経験がある
運営面では観客へのサービス向上のため、キッチンカーを初めて会場に呼び、子ども向けの陸上体験企画も行われる。広島陸上競技協会の浜崎正信専務理事は「来年以降にもつながる起爆剤のような大会にしたい」と意気込む。
大会の観戦チケットは、大学生以上が前売り2000円、当日2500円。高校生以下はともに500円。前売りは「チケットぴあ」などで購入できる。問い合わせは同協会(082・223・3256)へ。


























