高知商優勝ならず 春の四国高校野球 

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新田―高知商 8回高知商1死1、3塁、中前適時打を放つ島津(むつみスタジアムで)
新田―高知商 8回高知商1死1、3塁、中前適時打を放つ島津(むつみスタジアムで)

 第79回春季四国地区高校野球大会は2日、徳島市のむつみスタジアムで決勝があり、新田(愛媛)が高知商(高知)を5―3で破り、初優勝を果たした。序盤から互いに打ち合いとなったが、新田は着実に得点につなげた。

■古豪復活の兆し

 高知商のエース北添は、右腕からの140キロ前後の速球が武器。しかし、立ち上がりから、そのボールを狙われた。一回二死二塁で相手4番に適時打を浴び、三回も二死から4番に勝ち越し打を許した。

 それでも春先から強化してきた打線は、1回戦、準決勝に続く2桁安打で成果を発揮した。二回は主将の相原が右前に流し打ちの同点打。3点を追う八回は河野の安打から好機を広げ、一死一、三塁で島津が中前にはじき返した。この試合の10安打のうち、長打は1本だけ。相原がいう「バットを短く持って単打でつなぐ攻撃」がチームに浸透してきた。

 夏の甲子園を目指す戦いまで2か月余り。北添が「ピンチを乗り切るボールを身につける」と飛躍を誓えば、相原はこの試合でチーム3失策の守備を課題に挙げて「野手が北添を助けるようにしたい」。33年ぶりの四国王者には届かなかったものの、古豪復活の兆しは見えた大会となった。

(古谷禎一)

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