百間排水口 VRで知って 有害廃水流す当時の様子再現
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県が啓発動画 ネットで公開
水俣病の原因物質・メチル水銀を含んだ工場廃水を流していた水俣市の
百間排水口では、1932年から水俣病が公害に認定された68年まで、原因企業チッソが排出した有害な工場廃水が流されていた。このため「水俣病の原点」と紹介され、公害の歴史を学ぶ上で象徴的な場所の一つとなっている。
一時は老朽化を理由に備え付けの扉が撤去される方針となったが、水俣病の被害者らによる反対があったことなどから、昨年4月に復元した扉に新調された。
県はさらに啓発に向けた動画も制作することとし、昨年6月から水俣病に関する遺構保存に取り組む団体などと意見交換を重ね、3本の動画を完成させた。百間排水口と江戸時代の塩作りの関係や、水俣病は伝染も遺伝もしないことなどを紹介している。
このうち1本はVRを活用し、廃水を流していた頃の様子を再現した360度の映像(約2分)を見ることができる。当時の地形に加え、メチル水銀を含む廃水が流れ、魚が海面に浮かび上がるなど汚染の経過を視覚的に学べる。
3月末から公開され、県水俣病保健課の担当者は「現地で今の姿を見るだけではなく、動画で当時の風景も見てもらうことで水俣病について深く理解してほしい」と話している。
動画はユーチューブチャンネル「気になる!くまもと」のほか、百間排水口付近に設置された案内板に掲示されているQRコードからも視聴できる。


























