中里介山を羽村でしのぶ 昨年発見の書も紹介 

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焼香する介山ファンら。焼香台の左には、介山直筆の李白の漢詩が掲示されている(29日、羽村市で)
焼香する介山ファンら。焼香台の左には、介山直筆の李白の漢詩が掲示されている(29日、羽村市で)

 長編小説「大菩薩峠」で知られる作家の中里介山をしのぶ「介山忌」が29日、羽村市羽東の禅林寺で営まれ、集まったファンら60人が 冥福めいふく を祈った。

 本堂での読経と焼香の後、岡崎恭山住職が市内の旧家で昨年見つかった介山の書を紹介し、介山が漢詩へ傾倒していたことなどを解説。羽村市観光協会の岡崎学理事は、サラリーマンの月給が100円だった昭和初期に、介山の原稿料は月給に換算すると2400円だったという試算を披露し、参加者は熱心に聞き入っていた。

 昨年「中里介山展」を開いた羽村市郷土博物館の枝野孝彦学芸員は「介山先生の調査研究を続け、成果を伝えたい」と語り、ファンらを喜ばせた。参列した市内の栗原道之さん(80)は「博識の介山が生まれ育った羽村のことを、もっとPRしてほしい」と話した。

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