元オリックスのチアリーダー、大阪から熱海に移住…「来てくれてありがとう」の声に不安消えた
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静岡県熱海市伊豆山の土石流災害から3日で1年半となった。被災家屋の解体などが少しずつ進むが、復興はまだ道半ばだ。そんな中、大阪府から移住し、伊豆山で働く女性がいる。客との交流などを通じて地元に溶け込み、被災地支援に取り組んでいる。(貞広慎太朗)
「お客さんから『来てくれてありがとう』と言われることが励みになっている。いろんな人とつながれる不思議な空間ですね」
昨年6月、熱海市に移住してきた熊野芽依さん(27)は、土石流で被災した逢初橋近くの喫茶店「あいぞめ

毎日のように店に立ち、地元住民と交流しながら、喫茶店を運営する任意団体「テンカラセン」の一員として、被災地の復興を支援している。昨年11月には、立ち入り制限区域に初めて入り、草刈りを手伝った。
熱海とは縁がなかった。ダンスが好きで、大阪の高校を卒業後、プロ野球オリックス・バファローズのチアリーダーに所属。その後は、東京でモデルなどとしても働いた。
ダンスをするため、26歳で大阪に戻ったが、腰や脚のけがで断念。ぼんやりと、好きな海の近くのカフェで働きたいと思っていた。
転機は昨年の春。あいぞめ珈琲店の店主で、いとこの中野裕基さん(33)が大阪に帰省した際、「近く、店がオープンする」と伝えられた。「海の見えるカフェ」。思い描いていた店だった。
話は順調に進む。ただ、被災地の思いも背負うカフェで、「災害後、クラウドファンディングで資金を集めてできた特別な店。テレビで状況を知るだけなのに、伊豆山に受け入れてもらえるのか」と不安だった。
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