熱海の土石流は「盛り土が届け出通りなら崩落はなかった」…県が解析結果発表
完了しました

2021年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害で、県は29日、土石流の起点付近にあった盛り土が、届け出通りに高さ15メートルであれば、崩落は起きなかったとする解析結果を発表した。
県は、崩落時の盛り土の高さは約50メートルに達していたとみている。県の検証委員会は昨年9月、大雨で盛り土内の水圧が上昇して泥状となり、崩落したとする検証結果を公表していた。

造成時の土地所有者が09年に熱海市に出した届け出では盛り土の高さは15メートルとなっていた。このため、県が届け出通りに造成された場合を外部機関に依頼して解析したところ、同程度の大雨が降っても盛り土内への地下水の流入は少なくなり、崩落は起きなかったことが分かったという。
不適切な盛り土を巡っては、市が安全対策を求める措置命令を見送るなどしており、県の第三者委員会は昨年5月、「行政対応は失敗だった」とする最終報告を公表している。今回の解析結果からも行政の対応や責任が改めて問われる可能性がある。


























