熱海の土石流は「盛り土が届け出通りなら崩落はなかった」…県が解析結果発表

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

静岡県熱海市で発生した土石流の起点となった現場付近。盛り土の崩落が被害を拡大した(2021年7月5日撮影、読売ヘリから)
静岡県熱海市で発生した土石流の起点となった現場付近。盛り土の崩落が被害を拡大した(2021年7月5日撮影、読売ヘリから)

 2021年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害で、県は29日、土石流の起点付近にあった盛り土が、届け出通りに高さ15メートルであれば、崩落は起きなかったとする解析結果を発表した。

 県は、崩落時の盛り土の高さは約50メートルに達していたとみている。県の検証委員会は昨年9月、大雨で盛り土内の水圧が上昇して泥状となり、崩落したとする検証結果を公表していた。

土石流の起点となった現場付近(2021年7月5日撮影、読売ヘリから)
土石流の起点となった現場付近(2021年7月5日撮影、読売ヘリから)

 造成時の土地所有者が09年に熱海市に出した届け出では盛り土の高さは15メートルとなっていた。このため、県が届け出通りに造成された場合を外部機関に依頼して解析したところ、同程度の大雨が降っても盛り土内への地下水の流入は少なくなり、崩落は起きなかったことが分かったという。

 不適切な盛り土を巡っては、市が安全対策を求める措置命令を見送るなどしており、県の第三者委員会は昨年5月、「行政対応は失敗だった」とする最終報告を公表している。今回の解析結果からも行政の対応や責任が改めて問われる可能性がある。

関連記事
28人死亡の熱海土石流災害の責任どこに…県も市も前所有者も現所有者も法的責任否定、防災対策押し付け合い
スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む 「社会」の最新記事一覧
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
3955784 0 社会 2023/03/29 20:42:00 2023/03/29 20:42:00 2023/03/29 20:42:00 /media/2023/03/20230329-OYT1I50173-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

おすすめ特集・連載

読売新聞購読申し込みバナー
プリファードソース

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)