熱海土石流2年、伊豆山小で追悼式…遺族「この場所にいた母のことを思うと苦しい」
完了しました
28人が死亡した静岡県熱海市の土石流災害は3日、発生から2年となった。立ち入り制限が一時解除された被災地の

母親の瀬下陽子さん(当時77歳)を亡くした雄史さん(55)は、陽子さんの自宅跡で手を合わせた。雄史さんは「2年前のこの時間、この場所にいた母のことを思うと苦しい。被災者と遺族にはまだ非常事態が続いている」と語った。
伊豆山小学校では市主催の追悼式が開かれ、斉藤栄市長は「復旧復興へ被災者と対話を重ね、きめ細かい支援を続けていく」と述べた。
土石流は、斜面に造成された盛り土が大雨の中で崩落して発生。県によると、盛り土の高さは法令基準の3倍を超える約50メートルに及んでおり、推計約5・5万立方メートルの土砂が川沿いを流れ下った。住宅98棟を含む136棟が被災し、6月末時点で124世帯217人が避難生活を送る。
県警は、盛り土が造成された土地の前・現所有者を業務上過失致死容疑などで捜査。造成の届け出を受け、所有者を指導してきた熱海市や県の庁舎も同容疑で捜索した。
被災地は警戒区域に指定されているが、土石流の起点に残されていた崩落の危険がある盛り土の撤去が進み、9月に解除される予定。一方、復旧事業は「被災者の声が反映されていない」と批判を受け、市が関連する補正予算案を取り下げるなど課題も残している。


























