ネット記事の安全性高めるOP技術、専門家「意義大きい」「選挙で信頼できる情報選びやすく」…京都会議

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 AI(人工知能)時代に必要とされる価値観について議論が始まった「第1回京都会議」の会場では23日、インターネット空間の安全性を高めるためのデジタル技術「オリジネーター・プロファイル(OP)」のパネル展示が行われた。

オリジネーター・プロファイル(OP)を使った情報流通のイメージ
オリジネーター・プロファイル(OP)を使った情報流通のイメージ

 パネル展示では、OPで確認できるのは〈1〉発信者が誰か〈2〉発信者は第三者に存在を確認されているか〈3〉発信後に誰かに改ざんされていないか――だと紹介。偽・誤情報の氾濫抑止に期待がかかるとしている。

 開発中のシステムのデモ操作も披露された。担当者がパソコンで記事の閲覧中に画面上のOPマークを選択すると、第三者による確認を経た発信者かを判別。続いて文章や写真に発信時から閲覧時まで、外部から改ざんされた跡がないかを即座にチェックする機能が示された。

「第1回京都会議」で、登壇者の講演を聴く参加者ら(23日午前10時16分、京都市の国立京都国際会館で)=須藤菜々子撮影
「第1回京都会議」で、登壇者の講演を聴く参加者ら(23日午前10時16分、京都市の国立京都国際会館で)=須藤菜々子撮影

 会議の参加者は、熱心に展示に見入っていた。

 AIを専門に研究するヘルシンキ大のサス・タラコマ教授(49)は「AIが生成した文章があふれる中、記事のもとになる材料がどこで生まれたものなのか明確化できる意義は大きい」と指摘。哲学者で、韓国・梨花女子大の 金恵淑キムヘイソク 名誉教授(71)は、「情報を確認する際に、信用をベースにできるのが画期的だ。選挙などの際に信頼できる情報を選びやすくなる」と話した。

  ◆オリジネーター・プロファイル(OP) =インターネット上の記事や写真の改ざんの有無、サイト自体の発信者の真正性を電子的に付与するデジタル技術。記事の正誤判定は含まれない。ネット利用者が情報の発信者を知ることで、信頼できる情報か判断する助けになる。新聞、テレビ、通信、広告など46法人が参加する「OP技術研究組合」が実装に向けて開発を進めている。

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