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「パチンコする彼氏との将来が不安」 と題する21歳の女性からの投稿が、ユーザー投稿サイト「発言小町」に寄せられました。付き合って11か月になる彼との間に結婚の話が出ているというトピ主さん。ただ、彼がパチンコ好きのため、「パチンコへ行かないでほしい、行くなら結婚はしたくない」という思いを抱いています。
パチンコ通いを禁止して、隠れてパチンコに行かれるくらいならと考えたトピ主さんは、「(パチンコは)週1回の月2万円以内、行く時は報告する」というルールを決めたそうです。ところが、彼が2日連続でパチンコに行っていたことをSNSに投稿していたのを見てしまい、「どうやったら約束を守ってくれるようになりますか」と読者に尋ねています。
「なぜ嫌なのか」を掘り下げてみよう
「完全に禁止しているわけでもないのに、なぜ決めたことを破って隠れて行くのか訳がわかりません」と、納得がいかない様子のトピ主さん。過去にはパチンコが理由でデートをドタキャンされたことがあったそうで、「さすがにここまでやられると、正直結婚も考えたくありません。不安でしかない」と悩める心境を明かしています。

彼に愛想が尽きたのならば、潔く別れるのが手っ取り早い解決法ではありますが、彼に約束を守ってもらう方法を読者に尋ねているところを見ると、彼となんとかうまくやっていく道を探したい気持ちがあるようですね。では、その前提で話を進めていきましょう。
今回は「パチンコに行くのが嫌」ということと、「うそをつかれるのが嫌」という二つの悩みを分けて考えてみるとよいと思います。
まずは前者について。結婚相手がパチンコに行くのが嫌なのはなぜなのか、一番ピンとくる理由を探してみましょう。「ギャンブルに悪いイメージがある」「そういう趣味はカッコ悪いと感じる」「時間の無駄遣いをしていると感じて、尊敬できない」「お金の無駄遣いとしか思えないから、結婚後の金銭面が不安」等々、トピ主さんの価値観に基づいた理由があるはずです。
そして、その価値観が多少なりとも譲歩できるものなのか、できないものなのかを考えてみてください。価値観の形成には家庭環境の影響が大きく、たとえば、親が過去に数回でもパチンコに行ったことがある家と、親が「パチンコなどあり得ない」と思っている家では、嫌悪感のレベルに違いがあると思います。トピ主さんが「家族や友人に、彼がパチンコに行っているなんて言えない」と思うほど嫌悪感が強いのであれば、その価値観はそうそう変わらない可能性が大。逆に「まあ、行く人はいるよね。私は理解できないけど」程度の嫌悪感なのであれば、その状態で結婚生活を続けている夫婦は少なからずいるので、結婚の絶対的な障害にはならないかもしれません。
また、金銭的な面が気になる場合は、今だけでなく結婚後もずっとけんかの火種になる可能性を感じます。お小遣い程度ならOKと決めたとしても、先にお金を賭けてリターンが得られるかどうかを楽しむというギャンブルの性質上、「絶対に決めた金額以内で楽しむ」のがかなり難しい趣味ではあります。「パチンコは無駄遣い、絶対に限度額以上は使ってほしくない」という気持ちが強いのならば、もめごとが絶えない結婚生活になるリスクが高いと判断し、その前提でこの先どうするのかを考えた方がよいように思いました。
片方が了承していないルールでは意味がないから
続いて、うそをつかれたという点について。投稿には「隠れて(パチンコに)行かれるのが一番嫌」と彼に伝えたにもかかわらず、一週間足らずで約束を破られて本当に悲しい、という一文が見られます。
しかし、彼はもともとトピ主さんの言い分に納得していない表情をしていたとのこと。彼にすれば、「そっちが勝手に決めたルールで、俺は絶対に守るとは言っていない」というのが本音で、内心「自分のお金を使って何が悪いの?」などと思っている可能性もあるでしょう。
まずは、隠れて2日連続で行った理由を、詳しく聞いてみてはどうでしょうか。「よく当たる台を見つけて、もうけが出たので、翌日も出るのではと思って、つい行ってしまった」「損をしてしまい、元を取らなければと焦って翌日も行ってしまった」等々、彼なりの言い分があると思います。
それに、パチンコはもうけが出ることがある趣味なので、「2万円以内」と言われたら、彼は「3万円使ったけど1万円を取り戻したら2万円以内になる」なんて主張をするかもしれません。「週1回」というルールについても、「週に1回、6時間ぶっ通しでやる」のと「週に2回、3時間ずつやる」のでは何が違うのか、と言われてしまう可能性も。そのように解釈次第で変わってしまう点を含め、双方が了承できるラインをあらためて話し合ってみてはどうでしょうか。
本人の意思で「変われない」こともある
パートナーに「その習慣を直さなければ別れる」と言われたときに、頑張って行動を変える人もいれば、どうしても変えられない人もいます。特にギャンブル、ゲーム、買い物、アルコール、たばこなどは、ある種の依存症のようになることもあり、頭では変わろうと思っていても、なかなか行動を変えられないことが少なくありません。「なんだかんだ言って許してくれるだろう」という甘えがある場合もあれば、周りの手助けがないと変われないくらいの依存状態だった、という場合もあるでしょう。
いずれにせよ、愛する人に愛想を尽かされ、別れを告げられる、という事態になって初めてひどく後悔や反省をする、というケースは少なからずあるものです。彼がそうなるかはわかりませんが、「パチンコに行くなら結婚したくない」というのがトピ主さんの本音であることを考えると、彼がパチンコ通いをやめるか、大幅に減らすかしない限り、トピ主さんはいずれ、「一緒に生きていくのは難しい」と決断するのではないかと想像します。
ルールを決める際には、「あなたのお金や時間の使い方に口を出す権利はないかもしれないけれど、私はギャンブルを我慢できない人との結婚は考えられない」ということを丁寧に伝えてみましょう。そのくらいトピ主さんにとって重要なテーマであることを、彼にわかってもらえるといいですね。
双方がきちんと了承したルールや約束を決め直し、「これを破ったら、信頼関係はもう修復できないと思ってね」と念押しした上で、もう一度、彼がうそをつくようなら先に進もう、と決めておくのが、今の時点では最善の選択かと思いました。応援しています。(フリーライター 外山ゆひら)
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