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「プロポーズって断ってもいいの?」 と題する29歳の男性からの投稿が、ユーザー投稿サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは同い年の女性と交際しており、最近、彼女からプロポーズをされました。しかし、トピ主さんは昨秋から彼女が働いていないことが気になっており、返事を保留したそうです。なんとなく「プロポーズは断らないもの」というイメージがあるが、単刀直入に断っていいものか、それとも「就職したら結婚する」などの条件を伝えて直接断らないのが暗黙のルールなのか、と読者に問いかけています。
就職さえすればオールクリア、ではないのかも?
後の投稿によれば、トピ主さんは一人暮らし歴10年で、実家暮らしの彼女よりも家事全般が得意なのだとか。そのため、彼女と結婚すると「仕事は1馬力、家事や育児は折半になるのでは」と感じたようで、「キャパオーバーで無理」「想像しただけで血の気が引く」といったネガティブな気持ちがつづられています。

「結婚したら親は4人に増え、介護はどうなる」といった一文も加味すると、トピ主さんは、家事だけでなく、親戚付き合いや実家のことなど、いろいろなことで能動的に協力し合える相手を望んでいるのかなと推測しました。この先、彼女が出来る範囲で働いて、二人三脚で歩めるなら、結婚や子どものことを具体的に考えられるという一文もあり、良い結婚生活にするために一緒に努力してほしいと望んでいることがわかります。
トピ主さんは、もともと結婚に憧れやこだわりがなく、さりとて非婚主義でもなく、今回プロポーズをされて初めて結婚について真剣に考えたとのこと。デート代ぐらいは2人分出せるけれども、「結婚して一生養うのは話が別では」と思い、立ち止まったという記述があります。
今の状態の彼女が、自分が結婚したい相手のイメージに当てはまらないと感じたならば、それをきちんと伝えるほかないでしょう。断るにしても、「なぜ断るのか」の説明は求められるでしょうから、どちらにせよ、トピ主さんの結婚相手に望む条件を話すことになると思います。
ただ、その前に「彼女が就職さえすれば、本当に自分は前向きな気持ちで結婚できるのか?」と自問自答をしてみる必要があるでしょう。人の気持ちは時間とともに変わることがありますが、少なくとも結婚生活のスタートを切る時点では、未来への明るい心持ちやポジティブな決心が必要なように思います。「人生の良い時期も悪い時期も、この人と手を取り合ってやっていこう」とお互いに思い合えていなければ、この先に訪れる結婚生活の山谷を越ええていけないかもしれません。
それぞれのビジョンを、腹を割って話してみよう
投稿には、「彼女が無職になったからといって即嫌いにはならない」という記述がありますが、「(彼女は)一応、就活しているふうな口ぶり」という一文を見るに、トピ主さんは彼女を嫌いになったわけではないものの、就職の意思が口先だけに見えてしまい、彼女への信用が揺らぎ始めているのかなという印象を持ちました。
さりながら、彼女が「一生養ってほしい」という考えで、今回プロポーズをしたのかどうかは不明です。結婚や出産の有無によって勤務先に望む条件が変わってくるため、その点をはっきりさせてから就職活動をしたいと思っているのかもしれません。あるいは、しばらくは子育てに集中して、それから社会復帰をしたいといったライフプランを考えているのかもしれません。
いずれにせよ、「結婚するか否か」の大きな判断をするにあたっては、コミュニケーションが足りていない印象を受けます。今どういう基準で仕事を探しているのか、結婚したら子どもを持ちたいと思っているのか、子育ての環境についてどのような考えがあるのかなど、彼女とじっくり結婚後のビジョンを擦り合わせなければ、見えてこないものがあるような気がします。結論を急ぐ理由はないと思いますので、まずはお互いが考えていることを、腹を割って話し合ってみてはいかがでしょうか。
一緒にいることの頼もしさや安心感があるか
「お見合い相手や交際して日が浅い相手とかならともかく」といった一文から推察するに、おそらくトピ主さんと彼女は、それなりに交際期間が長いのでしょう。プロポーズについては、「Yesが前提の通過儀礼や予定調和みたいな感覚がある」といった記述があり、交際の先に結婚があると思えるような、地に足のついた交際をしてきたのだろうと想像しました。だからこそ、30歳手前まで真剣交際をしてきた女性を振るなんて無責任ではないか、といった思いがあるのかもしれませんね。
責任の有無は、恋愛と結婚の大きな違いだと思います。夫婦になると、いろいろな意味で責任が生じるため、「二人でなら責任を背負っていけそうだ」と思えるかどうかは、結婚の決め手に大きく影響します。
男性側に責任を背負う覚悟や自信があり、女性側を引っ張っていくカップルもいれば、女性側が頼もしく、家族の支柱の役割を引き受けているカップルもいます。片方が全てを引き受けているというよりは、金銭面、生活面、精神面などでそれぞれに補い合っているケースが多いですが、「相手がいると頼りになる(安心する)」と感じ合っているカップルは、結婚に至るケースが多いです。
彼女といても「頼もしさ」や「安心」を感じられないならば、あるいはトピ主さんが「自分が家族の支柱となろう」と思えないならば、やはり2人は、お互いの結婚相手ではないのかもしれません。「結婚生活のビジョンが合う相手と結ばれた方が、お互いにハッピーである」という視点に立てば、トピ主さんだけでなく、彼女にとっても別れは前向きな決断になると思います。応援しています。(フリーライター 外山ゆひら)
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