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「皆さんが結婚相手に妥協した、我慢した条件はなんですか?」 と題する26歳の男性からの投稿が、ユーザー投稿サイト「発言小町」に寄せられました。交際していた女性の過去の男性関係が気になり、自ら別れを告げたトピ主さん。その影響で、現在は女性を全力で好きになるのが怖く、恋愛に踏み出せない状況にあるといいます。それでも年齢的に結婚相手を探さなければと思っており、「完璧な結婚相手なんていないので、どこまで妥協するべきなのか」と読者に意見を求めています。
条件にかなう人を愛せるとは限らないから
トピ主さんが結婚相手に望む条件は、「いざという時にちゃんと愛を感じさせてくれる人」「こちらの恋愛感情が湧く最低限の見た目を持った人」とのこと。相手に尽くされたいわけではなく、ふとした時に相手の愛情を感じたい程度であり、「どちらかと言えば(自分は)ちゃんと好きになった人に全力で尽くしたい派」と、後の投稿で説明されています。

それ以外では、「お姫様気質すぎる人が嫌なのかも」といった自覚はあるものの、別れの原因には他にもいろいろとあると聞くし、自分が優先すべき条件があまりわかっていないとのこと。初めから期待せずに交際すれば良いのではないかと思いつつ、期待しなければ相手を本気で好きになれない気がするし、大して好きでもない相手とわざわざ結婚する意味はあるのか……といった心境も明かしています。
今回のお悩みは、次に出会う女性の条件を前もって考えておきたい、という趣旨ですよね。しかし、そのような姿勢は、ちゃんと好きになった女性(愛情を持ち合える女性)と付き合いたいという思いと矛盾するように思いました。「条件にかなう人が現れさえすれば、本気で好きになれる」というほど、人の心は単純なものではないからです。「結婚相手としてうまくやっていけそうな女性」と「愛情を持ち合える女性」のどちらを自分がより求めているのか、あるいは両方がそろった女性に出会わなければ結婚しなくても良いと思っているのか、トピ主さん自身の気持ちとじっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。
「時間との勝負だとも感じている」という記述から考えると、トピ主さんには、ある年齢までに結婚したいという思いがあることが示唆されます。「一般的なタイミングで、常識的な結婚をしたい」という願望が強いならば、過去の人間関係を振り返って「こういう要素がある人は自分と合わないだろう」と消去法で希望条件を整理し、人間性重視で相手探しをした方が、その目的はかなえやすいかもしれません。ただし、その場合、「ちゃんと好きになった相手に全力で尽くしたい」という愛情面の理想の方を妥協しなければならない可能性があるでしょう。
逆に、愛のある結婚がしたいという思いが強いならば、心が動く女性との出会いを求めていくのが最善だと思います。条件で相手を見るのではなく、むしろ「気になるところは多少あるけれど、それでも一緒にいたい」と思える相手を探すということです。ただし、希望する年齢までに巡り会えない可能性はあるので、時間を有効に使おうという意識を持ち、出会いの場に積極的に足を運ぶのが最善かと思います。
「今を良く生きる」視点を大切に
投稿によれば、トピ主さんは、社会人になってから女性にもてるようになった、いわゆる「社会人デビュー」組だそうですね。「学生の頃より女性経験が格段に増えて、自信もかなりつきました」とのことですが、学生時代はずっともてなかったことから、「心のどこかで自信を持ち切れない自分がいて、そのせいで不安になってしまうのだと思う」と分析しています。
上の記述を含め、トピ主さんは自分を本気で愛してくれて、かつ「決して自分の元から去らない相手」を求めているのではと推測しました。元カノの件に関しても、「男性との交際経験が多い人は、自分の元から去る可能性が高い」と判断し、前もって自分が傷つくことを回避した結果なのかもしれません。
しかし、別れを恐れていると、交際に踏み出すハードルは極めて高くなります。人の気持ちは変わることがありますし、「相手に依存するのを恐れて、深い関わりを無意識に避ける」といった態度になりやすいです。
そう考えれば、今のトピ主さんに必要なのは、人として異性と向き合うことを恐れず、かつ、人との別れに強くなることではないでしょうか。女性を見た目だけで判断せず、人柄を知ろうとする姿勢を心がけ、「本気の愛情を持ち合えた関係でも別れる可能性はゼロではない。たまたま人生の最期まで自分の元に残ってくれた人が縁のあった人なのだ」といった考えを持つことができれば、「だからこそ、出会えた人と一緒に過ごせる時間を大切にしよう」といった前向きな思考になれる気がします。
また、投稿には「ちゃんとした誠実な恋愛経験を積むべきだとは思う」「ちょっと好きかな、気になるかなくらいでお付き合いして、色々なことを学んでいくべきなのでしょうか?」等々、一般論で自分を納得させようとする「べき」論が並びますが、一般論をもとに決めたことがうまくいかなかった場合、後悔の念につながりやすいことを心得ておいてください。「自分がそうしたかったから」という主体的な動機で決断した交際や結婚の方が、たとえうまくいかない結果になったとしても、自分の人生に対する納得感を持ちやすいです。
考えすぎて頭でっかちになるより、考えながら小さな行動をどんどん始めていったほうが、人生の景色は動きやすいもの。心が動く相手に出会ってしまえば、考えが変わるかもしれませんし、ある程度考えた後は、ぜひ行動を始めてみてください。「今ここにある自分の人生の輪郭を大切にしながら、楽しく幸せな瞬間が増えるような生き方をしよう」といった姿勢を心がけていると、トピ主さんの心が柔らかく動きやすくなり、気持ちが通い合う女性との自然な出会いも増えてくるように思いました。応援しています。(フリーライター 外山ゆひら)
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