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「私は恋愛不適合者でしょうか…」 と題する女性からの投稿が、ユーザー投稿サイト「発言小町」に寄せられました。マッチングアプリで彼氏ができたトピ主さん。「付き合えてすごくうれしかった」のに、彼が発熱でデートをキャンセルした際に、「来なくてよかった。ストレス感じなくて、安心した」と思ってしまったのだとか。それ以降、彼との交際をネガティブに感じる瞬間が増えたといいます。以前にも、男性と交際したときに同じような流れで別れに至ったそうで、「自分が恋愛不適合者な気がしてます。どうしたら恋愛を楽しめますか」と問いかけています。
「甘いムードの交際」が目的の恋愛だったのかも?
今回のお悩みを考える上で意識したいのは、「恋愛」という言葉の定義の広さです。職場や学校などで頻繁に顔を合わせる相手に、ひそかに思いを寄せることも「恋愛」だし、マッチングアプリで何度か会話をした相手とデートをしてみて、交際に至ることも「恋愛」と呼びますよね。生き方などの重要な価値観を共有し合い、生涯を共にするようなパートナーシップを結ぶことも「恋愛」に含まれます。ひとくくりに「恋愛」と言っても、相手との関わり方や関わりの深さはかなり違う、ということです。

トピ主さんと彼は、アプリでのやり取りで会話のトーンが合うと感じ、「次のデートで告白してくれたらうれしいな」と思っていたら、実際に告白されたので付き合い始めた、とのこと。LINEで「好きだよ」といったメッセージが来ると、むずかゆくもありながらうれしかった、という記述も見られます。そのような「甘い会話をしてデートを楽しむこと」が中心の恋愛は、交際そのものがゴールになりやすく、「相手の人生や人間性に深く関わりたい」という強い動機が生じていない場合があり、責任を負うべきことや厄介ごとが生じると、交際を面倒だと感じやすい傾向はあるように思います。
それが良い・悪いということではなく、双方のニーズが合致しているならば、そういった恋愛もあって
本音を言えない関係は疲れて当然
トピ主さんは今、彼からのLINEにメッセージを返すのが面倒になったり、彼の発言を幼稚に感じたりするそうですね。例えば、彼が「ここの神社のおみくじは、書いてあることが優しいから好きなんだよね」と送ってきたとき、トピ主さんは「おみくじに優しさ求めるんだ。おみくじが優しいとかどうでも良いのでは……」と思ったそう。しかし、実際には「そうなんだ、今度行ったら引いてみたい!」と当たり障りのないメッセージを返しており、文面を熟考してから送るので、それがストレスになっていると明かしています。
当たり障りのないメッセージを送るのは、トピ主さんが本音でやり取りするほど、彼に気を許すことができていないからではないでしょうか。仲の良いカップルであれば、「おみくじに優しさなんて求めないよ〜」と本音を言ったところで、後に引きずるような深刻なもめごとになることはほとんどないと思います。
恋愛に限らず、「この人にはある程度、本音を言っても大丈夫」という安心感がなければ、人付き合いを心から楽しむことはできません。逆に言えば、彼に対してリラックスして自己開示ができるようになれば、トピ主さんが今感じているストレスは軽減される可能性があるということです。
前回の恋愛では、トピ主さんがあれこれ考えるのが面倒になって彼への対応が冷たくなり、彼の方から別れを切り出されたとのこと。今の彼とも同じ流れをたどって別れに至るくらいなら、「あまり気にせずに本音を言ってみよう」と決心してみるのは一案かと思いました。「本音を言ってダメになるような恋愛なら、遅かれ早かれダメになるだろう」と開き直って、自分らしさを出してみてはいかがでしょうか。
「本当は傷ついた」なら上手に伝えよう
彼とのデートがキャンセルになり、映画を1人で見に行って以来、交際が面倒になってきたというトピ主さん。「少し残念な気もしましたが、なぜか安心した自分がいました」とのことですが、もしかしたら、本当は「デートがキャンセルになって悲しかった」という気持ちがあったのではないでしょうか。
その気持ちを認めてしまえば、自分が傷つくことになるので、先に心に蓋をしたのかもしれません。そのときに「彼には過度に期待しないでおこう、どうせ他人だし」と、心の中で彼との関係に線を引いたことによって、悪態をつくような気持ちが出てきたり、やり取りが面倒になってきたりした可能性を感じました。「いい女の感じでメッセージを返さなきゃ」といった感覚があることについても、理性で感情に蓋をしていることの影響かもしれません。
「どうしたら恋愛を楽しめますか」とのことですが、相手への感情が高まるほど、恋愛は楽しい“だけ”ではなくなるもの。もしトピ主さんに傷つくのが怖くて交際相手と一定の距離を置いてしまう癖があるのだとしたら、そこを打破することが解決策になるかもしれませんね。
彼の体調が良くなったら、「治ってよかったね。でも一人で映画見るのは寂しかったよ〜」などと明るく伝えてみるのは一案です。彼がどのような反応をするかは未知数ですが、それを伝えて不機嫌になるような相手ならば、どのみち交際は続かない気がします。逆に、そうした小さな勇気を彼が温かく受け止めてくれるならば、トピ主さんは自己開示がしやすくなり、彼との関係が一段深まっていく可能性もあるのではないかと思いました。応援しています。(フリーライター 外山ゆひら)
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